競艇ナイター(ボートレース)の開催時間、開催場所、競艇ナイターのオッズ変動など〜競艇検証.com
▼ 競艇のナイターが人気な理由
ナイター競艇場とは?開催地などについて
競艇ボートレースはナイターがメイン
当たり前だが、昔の「競艇」にナイターは無かった。
2014年の4月に桐生競艇場で競艇業界初の、LEDライトでナイターを実施し、それくらいから文字通り「明るく」なったのと宣伝効果も上手かったために来場者も急激に増え、競艇のナイターに火がついた。
そして現在の競艇(ボートレース)は年間の売上会場の上位が「全て」昼から夜へと塗り替えられ、競馬と違い今や競艇ボートレースでは、ナイターがメインになっている。白熱する競艇ボートレースのナイター戦
競馬の場合、ナイター戦は競争馬が地方馬なので個人的に情報不足で、あまり分からない。
そのためイベントとして楽しむにはいいが、競馬をやるとなると昼間のレースが主になる。
競艇ボートレースのナイターが、どれだけ白熱しているか知っているだろうか?
競艇ボートレースのナイターは、競馬で言う「トゥインクルレース」のような、なんだか行くだけで楽しい感じがあり、実際にナイター競艇を観戦しに行くと、仕事終わりのサラリーマンとかが多く、盛り上がっているので 観戦するならナイターが面白い。
SGなどの重賞レースは「まだ」ほとんどが昼間なので昼は玄人が多く、昼と夜はユーザー層が違うのがわかる。競艇ボートレースナイターの開催場所
競艇ナイターの開催場所だが、桐生ボートレース場、蒲郡ボートレース場、住之江ボートレース場、丸亀ボートレース場、下関ボートレース場、若松ボートレース場、そして2018年9月23日よりもう1場 大村ボートレース場が増え、7場で開催されている。
「住之江ボートレース場」のみ一部のレースを除き通年ナイターが開催されており、その他の5つのボートレース場では1年中ナイターが開催されている。桐生ボートレース場
・ナイター開催場所:群馬県みどり市所在。
・1997年9月20日より実施。
・競走水面は沼で、水質は淡水。冬は「赤城おろし」と呼ばれる強い風が吹き水面が荒れることもある。夏は比較的穏やか。蒲郡ボートレース場
・ナイター開催場所:愛知県蒲郡市所在。
・1999年7月1日より実施。
・ナイターSGの発祥地。2002年のボートレースメモリアルより。
・競走水面はプールで、水質は海水。塩分濃度は低く、潮の満ち引きの影響をほとんど受けない。若松ボートレース場
・ナイター開催場所:福岡県北九州市若松区赤岩町所在。
・2004年5月1日より実施。
・競走水面は海で、水質は海水。水面はそれほど荒れる事はないが、洞海湾と直結しているため、冬場はやや荒れる事もある。住之江ボートレース場
・ナイター開催場所:大阪府大阪市住之江区所在。
・2006年7月8日より実施。
・競走水面はプールで、水質は淡水(工業用水を利用)。丸亀ボートレース場
・ナイター開催場所:香川県丸亀市所在。
・2009年4月21日より実施。
・競走水面は海で、水質は海水。下関ボートレース場
・ナイター開催場所:山口県下関市所在。
・2017年4月1日より実施。
・競走水面は海で、水質は海水。大潮の日の満潮時は、午前中を中心に海水の流入により競走水面にうねりが生じる。競走水面にうねりが生じると、捲りが功を奏しなくなる傾向がある。大村ボートレース場
・ナイター開催場所:長崎県大村市所在。
・2018年9月23日より実施。
・競走水面は海で、水質は海水。干満差があり干潮時は乗りやすくなるが、満潮時はうねりが生じて乗りづらくなる時がある。
・全国24場の中で、最もインコースの強い水面である。競艇ボートレースナイターの開催時間
競艇ナイター開催の時間帯:おおよそ午後2時半頃〜8時半過ぎまで 全12R
自然の水面を走る競艇ならではの魅力の1つで、第1〜3Rぐらいまでの昼過ぎ頃(日中)に行われるレースと、それ以降の日没後のレースでは開催時間によって大きく自然状況が異なってくる。
観客にとっても、第1Rから現地で参加していれば、レース場の雰囲気も変わってくるので、徐々に後半になるにつれて興奮も増すことだろう。競艇ボートレースナイターの特徴
【特徴 1】昼間と気温が違う
モーニング・デイレースと比べて、最も違ってくるのが気温である。
夏場であれば、昼間は30度ぐらいあっても夜に25度ぐらいに下がれば、エンジンの噴き方が全く違ってくる。
これによって、レーサーも大きな調整が必要になり、スタートの見え方も違ってくるのだ。
レーサーは大時計だけではなく、スタンドなどがどう見えるかをスタートの参考にするものだが、夜になればカクテルライトに照らされるため、昼間とは大きく風景が違ってくるという。
各ターンマークの攻防でも「夜になると波が光って乗りにくい」と話すレーサーもいる。
このような課題に柔軟に対応できるレーサーが、ナイター競艇でも活躍できると言えるだろう。【特徴 2】ナイター規模の拡大化
嬉しいことに、最近はナイター開催のSGやG1レースも増えてきた。
【例】2017年のSG開催
3/8開催がナイター競艇場 ※グランプリ・グランプリシリーズは同日開催のため1開催と換算
昨年では、全体の半分近いSGがナイターレース場で開催された。
・7月「オーシャンカップ」→丸亀競艇(香川県)
・8月「ボートレースメモリアル」→若松競艇(福岡県)
・11月「チャレンジカップ」→下関競艇(山口県)
どのレーサーにとっても、昼間はもちろん夜でもその実力を発揮できるようでなければ、上位のレーサーとして残っていくことは難しい。
「下関ボートレース場」が昨年4月よりナイターとなった今、今後さらにナイター競艇のレース場が増えていく可能性というのもなきにしもあらずである。
レーサー・観客ともにナイター競艇がより身近なものになってきているのは言うまでもない。なぜ競艇ボートレースにナイターが必要とされているのか
競艇ボートレースナイターの需要について
実際に競艇のレース場に足を運べば分かるが、観客のほとんどが男性。私の体感で言えば、9割が男性だ。
たまに20代30代の若いカップルや、年配のご夫婦、30代ぐらいの競艇女子グループを見かけることもあるが、それでもやはり女性の客は少ない。
レース場の観客の男女比は、昼間のレースもナイターレースも残念ながらそこまで大きな差はないだろう。
1つ付け加えるとすれば、平日の昼間の競艇場は、特に定年を過ぎたかなり年期の入ったセンパイが多いところも多いので、男性が多いように感じるということくらいだろうか。
そうすると、ボートレースにおけるメインターゲットが男性だとすれば、どうだろうか。
競馬の場合は基本的に週末の土日開催だが、競艇は毎日開催している。…となると平日の昼間に実際にボートレース場(またはボートピアなどのチケットショップ)に足を運べる人はどれだけいるか。
皆平日の昼間は仕事をしているので、それは難しい。
だから行ける人といえば年配が多くなってしまうのは当然だ。
つまり、平日の客を集めたければ必然とナイター競艇の需要は増すことになる。競技型ギャンブルにおけるナイターの起源
競技型ギャンブルにおけるナイターの起源は、地方競馬の大井競馬場(東京都所在)だ。
もともと、土日祝を中心に開催する中央競馬と商圏が重なる関係で開催がしにくいため、平日を中心に開催せざるを得なかった。
しかしながら、平日の昼間に開催したとしても会社員の勤務時間と重なるため来場することが難しく、客層は自然と限られてくる。
そこで、会社員の勤務時間が終わる17時以降に競走を行うことで、仕事帰りの会社員も取り込む事が出来るようになった。
ボートレース界においても、その影響を受け、桐生をはじめとし、現在では6レース場がナイター開催と生まれ変わったのだ。
このことから、舟券を買う一般会社員は、1日の業務が終わった夜から、つまりナイターの舟券への投資が最も多いのではないかと予測できる。
次の『ナイターレースの売上について』でも述べるが、それが実際に売上の数値となって顕著に表れているから面白い。
今は競艇もネット投票が可能なため、平日会社員もモーニング・デイレースの購入が可能ではあるが、リアルタイムで中継を見れるナイターへの投資が必然的に多くなってしまうことだろう。
(競艇予想サイトを使われるユーザーは、リアルタイム観戦よりギャンブルを重視してそうだからあまり関係ないかもしれない)
…まぁ、要するに競馬以上に平日開催の競艇ボートレースでは「ナイターの舟券を買う常連が沢山いる」ということだ。競艇ボートレースナイターの売上について
競艇ボートレースナイターの売上
競艇のナイターレースはモーニング・デイレースと比べてみても、売上がはるかに大きい。
例を出してみよう。
今回見比べてみる売上例は、G1・SG競走などのグレードの高いレースともなれば売上が桁違いとなるので比較しづらいため、一般戦同士での比較とする。画像 ①
平日/ 2018年3月1日:それぞれ最終日を除く一般戦で、最も売り上げが高い競艇場で比較・モーニングレース:318,132,600円(徳山)
・デイレース:236,688,400円(尼崎)
・ナイターレース:423,836,200円(丸亀)画像 ②
土曜日/ 2018年3月3日:それぞれ最終日を除く一般戦で、最も売り上げが高い競艇場で比較・モーニングレース:223,040,200円(徳山)
・デイレース:220,770,400円(平和島)
・ナイターレース:329,800,700円(住之江)
画像①・②をご覧いただこう、
この統計より、平日・土日祝日、関係なしにナイターレースが1億円以上高いことがわかる。
各場の所在地などにもよっても売上が変わるものの、それであってもかなりの差がある。
参考までに→【画像③】・【画像④】
コレは2018年2月26日(月)〜2018年3月4日(日)までの統計だ。
レース場名を青の四角で囲ってあるのが、ナイターレース場。赤の四角が参考までにモーニングレース場だ。
そのほか、G1・G2競走にはその記載をしてある。
注目いただきたいのは、
画像③より、三国や常滑などのデイレース場では1億円台(三国に関しては1億円を下回る日も)の売り上げに対して、桐生や住之江のナイターレース場はどうだろうか。
3億〜4億円台と大きく売上が違う。※桐生の3月2日は途中中止となっているためこの金額。
画像④より、鳴門や児島は極めて低い。
これは場所も関係している。
大都会ならまだしも、徳島県と岡山県といった所もあるだろう。
対して、ナイターである丸亀・下関・若松の高さがより目立っており、丸亀は同じ四国なのにデイである鳴門とはこれだけも売上が違う。
今はこれだけの売上が出ているが、昨年までデイレース場だった下関は、ナイターのレース場に切り替わる前と後では大きく売上が変わった。
競艇場別売上ランキングで最下位の方だったのに対し、ナイターになった今では上位の方になったことでも有名だ。
これだけ変われば設備投資に奮発しても結果、大満足だろうwグレードの高いレースだと更に大きく差が出る
また、G1・SG競走などのグレードの高いレースとなると、売上がグンと上がっていることがわかる。
3月1日の蒲郡ボートレース場のG2レディース戦の最終日においては、『860,528,900円』と極めて高いことがわかる。(画像③)
3月4日の戸田ボートレース場のG1競走の最終日においては、『1,397,182,500円』と10億円を超えているのだから、一般戦との規模の違いが即座にわかるだろう(画像③)
「最終日」と「グレードの高さ」が売上に大きく直結するということを覚えておきたい。競艇ボートレースナイターのメリット・デメリット
競艇ボートレースナイターのメリット
●ナイターは昼間と比べて、客が多い。
これによって、大金を賭けても、オッズの変動が少ない。
●レース場ごとによって水面が荒れやすかったり、インが強かったり、買いやすさ買いにくさがあるが、ナイターレース場に関して言えば、インコースが強めな所が多く、基本的に買いやすいのではないだろうか。
参考として、インコース勝率は下関4位・若松6位・住之江11位とそこそこ狙っていける。(データは最近6か月 2017/7/16〜2018/1/15)
●ナイターはお酒と共に楽しめる。昼間は出来ない。
筆者自身もそうだし、自宅でお酒を飲みながら中継見て楽しむっていうスタイルを貫く知人も多くいる。
酒にギャンブルは熱い!
●ボートレース界の売上貢献。
現状ナイターを開催しているレース場は7/24場と、全体の約1/4だが、それでもボートレース界ではその7場のおかげでだいぶと賑やかになっている。
●現地に行けばわかるが、昼間よりも走る舟が純粋にカッコいい。
水面に照らし出されるカクテルライトによって、ボートレースが一種の夜間イベントのようなものに早変わり。
ナイターでまくり差しが決まったら、かなり熱くなるものだw競艇ボートレースナイターのデメリット
●(一般会社員は)土日祝は特に朝から晩まで集中して舟券を買えるので、破産の危険性が高まるぞ。昼間のレースで負けて、ナイターで取り戻そうとして最終的に大負けするっていうパターンはよくあるのではなかろうか?ここが競技型ギャンブルの落とし穴である。それだけは避けたいところなので、ナイターの攻略法を早く見つけることが大切になる。
●ナイターは本来、都市部の競艇場でやれば収益的にもかなりメリットがあると思う。
しかし、ボートレースという「モーター」を使った競技のため、近隣住民の他、他の競技型ギャンブルとの競合などの関係もあり、全会場で出来ないという側面はやはりある。ここはこの先も難しい課題と言えよう。競艇ボートレースナイターはどこで結果や中継を見る?
ボートレース公式サイトで確認するナイター
競艇ナイターのレース結果は私を含め、ほとんどの人がボートレース公式サイトで確認している。
ナイターでも、レース結果確定後すぐに「ボートレース公式サイト」にて配当が反映されるので、このサイトで確認する人がほとんどだろう。ナイターの動画確認は各会場公式サイト
また、レース動画は各会場の公式ホームページから私は見ている。
昼はスマホで確認し、夜は直接パソコンで動画でレースを見ることが多い。多分、他の人も同じじゃないだろーか。
検索で「桐生競艇 ライブ」「住之江競艇 ライブ」など、「◯◯(競艇場名)競艇ライブ」と動画のページを検索かけると出てくるので、どこで見れるんだ?って探している人がいたら、これで競艇動画が見れますねw
過去のレース動画も見れるようになっている↓↑例えば桐生だとこんなカンジ。 競艇ボートレースナイターに行った桐生競艇場レポート
↑「桐生競艇場」は関東で唯一のナイターを開催している競艇場で、JR両毛線の岩宿駅で下車して、そこから無料送迎バスに乗れば3分ほどで到着する距離にある。
東京の新宿からだと約3時間、東京駅から約2時間で新幹線乗って行けるが、片道 4740円もかかる。最寄り駅からかなり近い距離にあるのがせめてもの救い。群馬県でもかなり田舎の方にある競艇場で、行くだけで完全に旅行。新幹線での往復を考えるとかなり疲れるので行くなら車で行き、温泉宿とかで1泊するのがいい。
↑江戸川競艇場には「東映の大魔神」がいるが、桐生競艇場にはモアイ像がレースの水面がある場所とは真逆の裏側になぜかいる。本物にしては小さい?
ただレースを観戦してるだけなら気付かないような場所にポツンといて、なぜ桐生競艇場にモアイ像があるのかは、特に説明書きはない。凄く不思議な存在感を放っているw
↑10R目になると19時を過ぎ、超ナイター。時期を間違えると、クソ寒い。
あたりは真っ暗になり、水面にカクテルライトの明かりが照らし出される。カッコイイ。
水面が光って見えるので、観客にとっても昼間とは全く違ったボートレースを楽しめるのがナイターの魅力。
↑夜になるとライトアップされる桐生競艇場のモアイ像。昼に比べだいぶ不気味さが増しているw
ここのガーデンテラスでイベントが行われていたりもするようだが、なにもない日には閑散としており、特に人気のない競艇場の片隅に置いてあるので、1人で見に行くとまるで心霊スポットだ。はじめて見た人はかなりギョっとするだろう。
↑流石に冬は極寒になるので桐生競艇場は室内からもレース観戦できる。
1階・2階とあり、有料席もあるが、ほぼどこも無料席となっているので自由に座って観戦できる。
特に2階からレース観戦すると、水面全体を見渡せるので、ターン攻防の詳細が分かりやすい!面白いぞ。
↑桐生競艇場の入り口。ナイター観戦になると照明がプラスされる。
『ドラキリュウナイター』と名付けられ、「ドラキリュウ君」というマスコットキャラクターも全面推しだということが一目でわかる。奥に進むと、チケットショップや本場への通過ゲートがある。競艇ボートレースナイターの巻末資料
競艇ナイターレース場の開催日数 (2017年度)
桐生 190日(G1:6日/G3:18日)
蒲郡 192日(G1:18日/G3:18日)※プレミアムG1「ヤングダービー」開催
住之江 169日(G1:12日/G3:12日)
丸亀 198日(SG:6日/G1:12日/G3 :18日)※SG「オーシャンカップ」開催
下関 186日(SG:6日/G1:6日/G3:12日) ※SG「チャレンジカップ」開催
若松 194日(SG:6日/G1:12日/G3 :12日)※SG「ボートレースメモリアル」開催
11/14には「デイタイムコロガシ」というコースで、津7R(13.3倍)→津12R(21.0倍)と、2つともわずか4点で転がしを成功させ、16万 5900円の払い戻しとなった!
リアルタイムボートは有料コースの値段の安さが魅力的だ。最近減ったがリアルタイム予想も必見だ。