競艇漫画、ボートレース漫画で一番有名な「モンキーターン」について徹底解説
▼ 競艇ボートレース屈指の人気漫画「モンキーターン」
競艇ボートレース屈指の人気漫画「モンキーターン」
競艇ボートレース漫画「モンキーターン」を今一度振り返ってみる
大抵のスポーツにはそれを題材にした漫画やアニメがある。
野球、サッカー、バスケットボール、ボクシングなどメジャースポーツなら、誰しもが知っているような有名なものが沢山ある。
公営競技に関して言えば、競馬は「みどりのマキバオー」や、オグリキャップを主人公にした擬人マンガの「ウマ娘」などがある。
ではボートレースにおいてはどうだろうか?
もちろんボートレースを題材にした漫画はあり、その中でも競艇漫画の金字塔「モンキーターン」は別格の存在だと言える。
ボートレースを知らない人にも興味を持たせるくらいに大ヒットした有名漫画であり、アニメ・ゲーム・パチンコと様々な所でメディア展開された。競艇ボートレース漫画の、モンキーターン
とうに完結しているこの名作を見てボートレーサーを目指したという現役選手も沢山おり、一世を風靡したこの「モンキーターン」であるが、改めてその作品を振り返ってみたいと思う。(前にも書いた気がするが、更に詳しく書いてみた)ボートレース漫画「モンキーターン」の作品概要
「モンキーターン」という競艇ボートレース漫画は「週刊少年サンデー」にて、1996年 36・37号合併号から2005年3号までの約9年間掲載されていた漫画だ。
コミックスは全30巻、累計発行部数は1000万部を突破しており、第45回小学館漫画賞も受賞している作品である。
作者は「帯をギュッとね!」や「とめはねっ!」の作者でもある河合克敏先生だ。原作者の、河合克敏先生
アニメ化もされており、2004年1月10日から12月18日までテレビ東京にて全50話放映された。
まずガチの公営競技漫画がアニメ化をしている(徹底してスポーツ競技として描かれている)という段階でかなり凄いと思うし、それがボートレース予想サイトで飽和状態となった現在ではなく、ボートレースの売り上げが少なく、人気のなかった時代に様々なメディアで展開されたというところに余計価値があると思う。
よくここまで人気になったものだなという感じである。
ボートレース云々より、単純にストーリーが面白かったという事だろう。ボートレース漫画「モンキーターン」の登場人物
モンキーターンの登場人物をおさらいしつつ、軽くその話の内容にも触れておきたい。波多野憲二
競艇ボートレース漫画「モンキーターン」の主人公である。
東京支部に所属するボートレーサーで、この波多野憲二がグランプリを優勝するまでというのがストーリーの中心である。
モンキーターンだけではなく、Vモンキーというさらに鋭角にターンする技術を身につけ、ボートレース界に旋風を巻き起こす。
モデルは「濱野谷憲吾」。
ちなみにだが、ボートレースの漫画を描こうとした作者河合が、出版社の人と平和島に下見をしに行った時に、この濱野谷のターンがカッコ良くて、モデルに決めたらしい。洞口雄大
主人公波多野憲二の本栖時代の同期であり、最大のライバル。
「愛知の巨人」と呼ばれる名選手・洞口武雄を父に持つ。
物語途中では「洞口スペシャル」という超出足型のプロペラを駆使し、一気にスターダムへと駆け上がっていった。青島優子
波多野の同期であり、福岡支部に属する選手。
ターンテクニックだけでなく、精神面でも強く、女子の一流レーサーへと成長していく。
波多野のライバル洞口がこの青島の事を好きであり、物語の後半では波多野も巻き込んでドロドロの恋愛展開になる(笑)榎木祐介
物語における最強レーサー。
「艇王」という異名を誇り、全ての選手の目標となる選手である。
モデルは引退した「植木通彦」であり、大怪我をしたエピソードなどは、実際に植木が現役の時に起こった出来事をモチーフにしている。生方澄
波多野憲二の幼なじみであり恋人。
ボートレーサーではないが、波多野の事をいつも応援している。
しかし前述した通り、物語の後半では波多野が、同期の青島とこの生方のどちらを好きなのか、みたいな全くボートレースに関係ないドロドロストーリーが展開され、読者から非難がかなりきたらしい。
結局は生方に落ち着くのだが、なんでそういう構成になったのかは、作者の河合ですら分からないのだとか(笑)
この他にも現役選手がモデルになった登場人物としては、蒲生秀隆(山室展弘がモデル)や潮崎俊也(山崎智也がモデル)、もっと直接的には田胴満(田頭実がモデル)なんてキャラもいた。ボートレース漫画「モンキーターン」に影響を受けた選手
現役選手の中でもモンキーターンに影響を受けた選手は多いと書いたが、少しだけ紹介したいと思う。(他にもいるだろう)
・芦澤克彦
・山本浩輔
・樋口喜彦
・鈴木智啓
・若林将
・松本晶恵
・宮地元輝
・木場悠介
・石田貴洋
この辺りが、直接的に選手になるキッカケとなったわけだが、クイーンズクライマックスを2度制するなど、女子のトップとして活躍する「松本晶恵」もモンキーターンが要因というのは驚くべき事実である。
もし、モンキーターンがなければ今の松本はないという事を考えると、改めてその影響力の大きさが分かる。
皆漫画を読んで憧れて、レーサーを目指したというわけである。
多くの人の人生を左右するほどのものすごい影響力のあった競艇ボートレースのレジェンド漫画だ。「モンキーターン」はパチンコ・パチスロ化で一気にファン拡大手
漫画が連載されている当時にモンキーターンのファンになった人も多いとは思うが、最近のファンはパチンコ・パチスロから入った人の方が多いかもしれない。
現在までに「モンキーターン」のパチンコ5タイトル・パチスロ4タイトルと出ており、かなり人気のあるタイトルとなっているだが、中でも2011年に導入された初代パチスロ・モンキーターンが一番人気らしい。
パチスロなど詳しくないのでどれくらいの数がヒットなのかあまり分からないが「6万台以上も売れるヒット」だったらしく、今でも初代モンキーターンの話をするファンがいるそうだ。パチスロ初代モンキーターン
パチンコの発表会時には菊池や、池田など、SGクラスの現役のトップレーサーが登場したりと、ボートレース業界を上げて盛り上げようとしていたらしい。
一漫画であったものが、様々な形でメディア展開され、業界本部をも動かすという典型的な例だと思う。
また他にプレイステーション2や携帯ソーシャルゲームにもなっていたそうだ。
ほんとに凄い「モンキーターン」なのだ。
現在となっては、そこまでこの漫画に触れる機会はないかもしれないが、いろいろな意味で今のボートレース人気の礎を築いた作品である事は間違いない。(きっと競艇予想サイトの運営者達も、この漫画読んで勉強でもしてるのだろうw)
12/7には「モーニングパック」というプランで芦屋4R(21.3倍)→芦屋6R(11.8倍)と、4〜5点で的中させ、18万 7620円の払戻しとなった。
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