韓国競艇のレベルや賞金、開催場所など、韓国の競艇情報まとめ
▼ 韓国競艇のレベルや賞金、開催場所など
お隣、韓国の韓国競艇を知る
競艇ボートレースは日本独自の競技
日本において競艇(ボートレース)は、競馬や競輪、オートレースと同じように公営競技と呼ばれ、その競技のルール等は知らないまでも、名前くらいはほとんどの人が知っているだろう。
最近の競艇ボートレースでは、CM等にも若いイケメン俳優などを起用しており、競艇のイメージは昔に比べて、随分と良くなったのではないかと思う。
そもそもまだ「ボートレース」なんて呼び方でもない頃「競艇」という競技は競馬と違って、故笹川良一氏が設立したもので、彼が私財をはたいて作った、日本独自の競技である。
競馬が欧米発祥というところからも、競艇好きからすると、世界で始めて競艇を創ったのが日本で、「日本でしか競艇を楽しむことはできない」というところを誇りに思っていることだろう。韓国に持ち込んだ日本の競艇ボートレース
そんな日本発祥の「競艇」が、実は日本だけで行われているわけではない。ということをご存知だろうか?
どこの国で競艇が開催されているかというと、それは日本のお隣、韓国だ。↑韓国競艇は、見た目は日本の競艇のようだ
調べてみると「韓国競艇」の歴史はまだまだ浅く、元々は日本の競艇の元SG選手・栗原孝一郎氏の尽力によって、2002年6月に初開催されたようで、韓国競艇ははじまったばかりだ。
「韓国競艇」は日本の競艇が基になっていたという事に、安心したのだが、日本の競艇ファンでも「韓国競艇」がどれくらいの規模で、日本とルールが違うのか、どのようなレースがあって、どういう選手がいて、等々、知らないことが多いと思うので、これから「韓国競艇」を掘り下げていきたいと思う。韓国競艇、韓国のボートレース基本情報
韓国競艇ボートレースのルール
・1レースに6人出場
・1周 600mというところは日本と同じなのだが、韓国競艇は16R
「韓国競艇」のレース形態やレース数について調べてみると、1日のレース数は日本よりも多く、日本だと通常12Rだが、韓国競艇は1日に16レース前後ある。韓国競艇は時間帯により周回が違う
日本の競艇ボートレースは常に3周だが、韓国競艇では、時間帯により2周と3周のレースがある。韓国競艇のオンラインスタート方式
そしてもうひとつ言っておきたいのは、日本の競艇におけるフライングスタート方式に加え、2016年から韓国競艇では1日に4レースくらい「オンラインスタート方式」を導入してる。
「オンラインスタート」と言われても、なんのことだかちっとも分からないだろうが、「韓国競艇」独自のこのオンラインスタート(ピットからスタート)を調べてみると、この方式はスタートと同時にエンジンの個体差が如実に表れるらしく、レース道中で抜き去ることが非常に困難となり、結果レース中の追い抜き等の醍醐味が無くなってしまうんだと。
意味がわからない。
何が楽しくてこんなつまらないスタート方式を導入するんだろう?
八百長の為か?…こんなスタート方式では全然おもしろくないので、日本競艇においては絶対導入してほしくないものだ。…てか、こんなの競艇ファンが許すわけがない。韓国競艇ボートレースの開催日程やレース種別
韓国競艇のレース形態等には日本には無い独自ルールが存在していたが、開催日程やレース種別はどうだろう?韓国競艇ボートレースのレース開催日
基本的に韓国競艇は、日本の競艇のように365日開催ではなく、選手は火曜に前検を行い、開催は毎週「水曜と木曜だけ」らしい。韓国競艇ボートレースはトーナメント式
一般戦では勝ち上がりシステムは無く、格と賞金が高い「大賞」や、「女王戦」「新人王戦」などの特別なレースでは選考上位の選手が水曜に準優を行い、上位着順の選手が木曜に優勝戦を争う「トーナメント」となっている。
この辺りが韓国競艇では、日本の競艇とは違ったものとなっているようだ。
まぁ、日本ほど開催数が無いからこのような試合形式になったのだろう。韓国競艇の選手ランクと「特別昇級」
韓国競艇の選手のランクに関しては、日本と同様に半年ごとの成績で、A1・A2・B1・B2にランク付けされる。
しかしココでも例外として、7戦連続で入賞(1・2着)すると、特別昇級があるという制度だ。
ここも日本の競艇にはない要素となっている。韓国競艇の最低体重制度
日本の競艇のように韓国競艇でも当然「最低体重制度」もあるが、男子は55㎏(日本は51㎏)、女子は51㎏(日本は47㎏)である。
これは韓国人の方が、日本人よりも平均的に体格が大きい(骨が太い)というところが影響していると思われる。
こういった辺りが、韓国競艇の基本情報だ。
日本とはだいぶ雰囲気が違っているので、初めは戸惑うだろう。韓国競艇、韓国のボートレースの賞金
日本の競艇ボートレースの賞金
韓国競艇の「賞金」も気になるだろう。
参考までに、日本の競艇グランプリの賞金は1億円だ。
あとのSGが、3500万とか、2700万くらい。
G1が900万で、G2が400万、G3は200万で、一般戦は60万〜150万くらいだろうか。
…まぁ、一般戦は開催によって違うから参考までに。
詳しくは「競艇ボートレースの賞金額の変化」にも書いてある。韓国の競艇ボートレースの賞金
韓国競艇はというと…↑2019年度補正レース別成績賞金表(改善後)
グランプリの賞金は3000万ウォン。日本円で 295万円
日本の競艇グランプリの賞金が1億円に比べ、韓国競艇のグランプリは「295万円」なのだから、どれほど韓国競艇がまだまだ規模的にも小さな競技か伺える。
因みに2着が2000万ウォン(196万円)。
一般戦の賞金だと、以下の賞金くらいなので、日本の競艇とは随分と違う。
1着が113万ウォン(11.1万円)
2着85万ウォン(8.3万円)
3着63万ウォン(6.2万円)韓国競艇、韓国のボートレースの舟券の券種(賭式)
日本には無い韓国競艇ボートレース独自の券種
韓国競艇の舟券の券種(賭式)だが、単勝・複勝・2連単・2連複・3連単・3連複に加え、日本には無い
「3単複」という券種が韓国競艇にはある。
この韓国競艇独自の「3単複」だが、1着は固定で、2・3着は入れ替わりができる、といった券種で、日本の競艇ボートレースには無いので、馴染みもないし慣れない券種だが、この「3単複」に関しては日本でも導入してみてもおもしろいのではないかと思う。韓国ではギャンブル狂抑止の「購入制限」がある
それとギャンブル狂の抑止も兼ね、韓国競馬では日本の競艇には無い購入制限がある。
なんと日本円にすると1レースで1人、10万ウォンまで(約1万円)までしか賭けられないのだ。
1レースで1人、 約1万円まで。韓国競艇、韓国のボートレースの開催場所
韓国競艇ボートレース開催場所
韓国競艇の開催場所はどこだろうか?
日本の競艇なら全国に24場も競艇場があり、各競艇場によって特徴があったりするものなのだが、韓国競艇はどうなんだろう?
調べてみると韓国競艇はソウルの東、河南市にある「渼沙里競艇場」の1場だけでしか開催されていない。
韓国競艇は、「渼沙里競艇場」の1場だけだ。▲ 韓国競艇唯一の渼沙里競艇場 ▲ 渼沙里競艇場
1場だけでしか開催されていないとは、少なすぎないか?とも思っただが、とりあえずそういうことらしい。
1986年作られた競艇場で、1988年のソウルオリンピックではカヌー競技が行われた。
約1,300k㎡の敷地面積には競艇場だけでなく、約30k㎡の湖とその周囲に作られたサイクリングコース、サッカー場、バスケットボールなどの施設もあり、各種スポーツを楽しむ為のコートがあるのだが、写真を見ると想像したよりもショボく「地方にある無人公園」のような寂しい公園だ。韓国の渼沙里競艇場への行き方
「渼沙里競艇場」への具体的なアクセスの仕方だが、行きはソウルからだと地下鉄5号線の上一洞(サンイルドン)駅で下車し、2番出口付近から、無料の送迎バスがあるらしい。
タクシーで行く場合は、渼沙里競艇場(ミサリギョンジョンジャン)と伝えればいい。
約15分、1万ウォン(約1000円)で行ける。
帰りはタクシーが少ないので、入り口近くから出ている上一洞行きのバスに乗るといいみたいだ。
ソウルからもそれほど遠くないので、韓国旅行に行ったついでに行けるような、アクセスの良い競艇場だ。
東京でいうと東京駅から多摩川競艇くらいの距離だ(15キロ弱)。↑韓国競艇の渼沙里競艇場はソウルの東 渼沙里競艇場の住所]
[住所] 京畿道 河南市 渼沙洞 3-1
[道路名住所] 京畿道 河南市 渼沙大路 505韓国競艇、韓国のボートレースの選手
韓国のボートレースの選手について
日本の競艇選手はいまや5000番台にまで突入し、数多くのスターレーサーが生まれてきた。
それは70年近い歴史が日本の競艇にはあるというところが、やはり大きいだろう。
では、まだ「競艇」ができて20年も経っていない韓国競艇の方はどうだろうか?
現在は約150人の選手がいて、期としてもまだ15期までしかないそうだ。
ここにおいてはやはり日本よりも全然数が少ない。
ちなみに、初期の3期までは、前述した栗原氏が直接指導して育てており、ウケたのが3期生は女子だけの期だったらしい。
そんな選手数がはそこまでは多くないにしても、全員紹介しても仕方ないので、韓競競艇で注目されている主な選手だけ紹介しよう。キル・ヒョンテ選手
まずは1期生のキル・ヒョンテだ。
大賞V9で歴代2位、差しが得意な選手でそのうちの4勝を差しで決めている。
スタートも早い。イ・テヒ選手
次も1期生のイ・テヒ。
18年は絶好調で、4月から9月まで6連続優出した。
オンラインスタートでも強い。キム・ジョンミン選手
2期生のキム・ジョンミンは大賞V15で、この記録は韓国競艇では最多の記録である。オ・ソンギュ選手
4期生オ・ソンギュは創世記の1・2期生の高い壁を破った選手だ。
賞金王にも3回なっており、14年と15年は最多勝・MVPも獲得した。
ただ最近は17年にA2級落ちするも、18年には復調の兆しをみせた。シム・サンチョル選手
そして、現在のトップ選手、日本でいうと峰竜太的ポジションにいるのが、7期生のシム・サンチョルだ。
16年と17年は賞金王・最多勝でMVPになった。
1Mはまくり・まくり差しの多い選手である。
それ以降の選手はまだ特筆すべき選手はいないが、強いてあげるならば11期生のキム・ウンソンだろう。
17年のグランプリを、3連単2459倍の超高配当を提供して優勝し、18年も最多勝で、賞金3位だ。2018年 韓国競艇の賞金王1 ウォン=0.098 円
1位:キム・ウンソン(11期生) 賞金約1,655万円
2位:シム・サンチョル(7期生) 賞金約 (1,409万円)
3位:イ・ウンソク(1期生) 賞金約 (1,193万円)
私も韓国競艇を常に見てるわけじゃないし、はっきり言って、今は大して興味も無いし名前も覚えにくいし、覚えるつもりもないのだが、韓国に行く機会があれば是非「渼沙里競艇場」には足を運んでみたいし、選手のことも勉強するだろう。いつかは実現するか?日本競艇VS韓国競艇
「日本VS韓国」の対抗戦について
「日本VS韓国」の対抗戦があれば、もっと日本にも韓国競艇が浸透するし、競艇ファンが韓国に旅行行った際には「渼沙里競艇場」に足を運ぶことだろう。
日本の中だけではなく、国同士の対戦みたいなのはあっても面白いのではないのだろうか。
チーム戦のポイント制などを導入してもおもしろいだろう。
ただ「普通の選手」を連れて来ても、現実的に日本とは歴史の差があり過ぎて、技術面での差が大きいだろうから、対抗戦は成立しないたろうな。
ターンテクニックはもちろんの事、スタート力においても大リーガーと高校球児のごとく、断然の力差があるように思われる。
なので「対抗戦」という形でやるのは、まだ早いかなというのが本音のところだ。
ではトップ選手だけを日本に連れてきて、対決させるというのはどうだろうか?
トータルの力では圧倒的差があるものの、1部のトップ選手なら対決になり得るかもしれない。
その試合の勝敗もきになるところだが、それより個人的には韓国のトップ選手たちが、日本においてはどの辺りのレベルなのか?というトコは、とても興味深い。
それともうひとつ、日本の選手を半年とか1年くらい派遣してレースに参加させるなんて、交換制度なんてのも設けたら、面白いかもしれない。
そこでの交流によって、韓国競艇のレベルも飛躍的に上がるだろうし、日本の競艇においても学べるところ、新しいブームが起こったりするかもしれない。
…技術的に日本選手の方が優っているなら、ベテラン選手が引退して韓国に教えに行くのは良いと思うが、韓国に行くことが決まった日本の競艇選手にしてみれば、ただの「左遷」時間の無駄かw
とにもかく今の韓国協定ではレベルが低すぎる。
「日本VS韓国」の対抗戦も韓国競艇のレベルというものが上がってもらわなくてはこれも実現しない。
日本の競艇ボートレースのレベルは、ある意味過渡期まで来ているだろうから、今伸び盛りの韓国競艇にはこれからもっと力をつけてほしいと個人的には思い、競艇場増やすところから始めてほしいと思う。韓国はギャンブル依存症が多いそうだ。
日本発の競艇と、韓国発のパチンコ
最後に余談だが、皆さんがよく知る「パチンコ」は、全国のパチンコ店経営者の在日韓国・朝鮮人の割合は、7割から9割とも言われているのをご存知だろうか?
なぜこんなに多いかと言うと、嘘か本当か定かではないが、日本のパチンコ店の収益は、在日本大韓民国民団、及び在日本朝鮮人総聯合会の最大の資金源とも言われている。
つまり競艇は「メイドイン・ジャパン」で、
パチンコは「メイドイン・コリア」と言えるのだが、実際のところは元々韓国にあったものではなく、1990年代半ばに日本からパチンコを輸入して、日本の業者が作ったパチンコ店がソウルやプサンで増えたのだ。
だがスロット(メダルチギ)が増え、パチンコ店が消える。
「メダルチギ」という名称からも推測できるように、玉ではなくメダルを使う。なのでスロットに近く、商品券を換金するところは日本に近い。本家韓国でパチンコが禁止されていた
当時、韓国では1万5千軒のメダルチギ店があり、その数はコンビニよりも多く、3兆円市場もあったそうだ。
そこまで大きくなった市場を、韓国政府が「メダルチギ全廃」とした理由は、自国でメダルチギを禁止して(そうしたことでデフレが解消したそうだ)、我々日本の「パチンコビジネス」で数十兆円もの利益を作る計画だったとかいう噂がある。
だが実際のところはそこではなく、政府機関内の汚職問題や、法改正で商品券の提供が禁止になったこと。
それと、実は韓国では日本とは比べものにならないくらい、ギャンブル依存症の人が多く、依存症の末は、パチンコ(メダルチギ)にハマり店に火を放ったり、破産者による自殺者の深刻な問題があった為、廃止に至ったそうで、そうしたことで実際に景気回復をしたらしい。韓国競馬もで休止されていた
そして今「韓国競馬」となってきたそうだが、噂によると一時は韓国の競艇場の外に「金貸し質屋」のワゴンが何台も停まっていて、そこで金の入用な人に腕時計や、その場で家などを担保に入れさせ金を貸していたそうで、またもや深刻な問題になりそうだった為か、理由はわからないが韓国競馬が2019年の1月中旬から2月中旬までの間、約1か月間開催が休止されていた。
また「全廃」にならなければいいが…
11/14には「デイタイムコロガシ」というコースで、津7R(13.3倍)→津12R(21.0倍)と、2つともわずか4点で転がしを成功させ、16万 5900円の払い戻しとなった!
リアルタイムボートは有料コースの値段の安さが魅力的だ。最近減ったがリアルタイム予想も必見だ。