競艇ボートレースの旬な話 (コロナ影響、ボートレースで少数艇レース多発。) 〜競艇検証.comの競艇コラム
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全国ボートレースで少数艇レース多発。4艇立てレース
住之江出場選手が新型コロナウイルス感染
先日8月3日に「ボートレース宮島でコロナクラスター発生」という競艇コラムで、7月21日〜27日にボートレース宮島で行われていたレースでついにボートレースでも新型コロナウィルスのクラスターが発生したことを書いた。
そして今度は、
7月30日〜8月4日にボートレース住之江で開催されていたレースに出場していた選手が、どうやら新型コロナウイルスに感染していたようなのだ。
その選手は住之江終了後、8月6日に自宅にて発熱、翌7日にPCR検査を受け、8日に「陽性」と判明したらしい。
これによってその住之江に出場していた全選手の、直近におけるレースへの出場が自粛され、すでに次の競走に出場していた13人の選手については、9日の朝に途中帰郷する事となった。
この集団途中帰郷により発生したのが、少数艇でのレースである。途中帰郷した選手名とレース場・レース番号
まず、9日の朝に途中帰郷する事となった次の競走に出場していた13人の選手名と、9日に出場する予定となっていたレース場・レース番号を紹介したい。吉川元浩 尼崎 8R・12R 稲田浩二 尼崎 4R・12R 小野寺智洋 常滑 2R・9R 雑賀勇貴 常滑 1R・5R 小森信雄 常滑 4R 吉川昭男 びわこ 2R・7R 木下雄介 びわこ 1R・9R 香川颯太 びわこ 5R 森貴洋 丸亀 4R・9R 藤井徹 丸亀 3R・7R 池田真治 丸亀 1R・5R 楠原翔太 丸亀 7R 村田浩司 丸亀 5R・9R どうして「少数艇でのレース」になるのか
これを見ると分かるのが、同じレース(場)に出走予定だった選手がとても多いという事だ。
それにより尼崎は12Rのメインカードのファン選抜戦が2人欠場だし、丸亀に至っては5・7・9Rと実に3レースも4艇立てでレースが行われる事になるのだ。
1艇の欠場は日常茶飯事なことなので、5艇立てでも特に気にならないが、2艇欠場は珍しい。
待機行動中のアクシデントなどで減る事はたまにあっても、レース開始前からとなると珍しい。
その2艇欠場のレースが一日に4Rもあるなど、私が競艇始めてから一度も見たことがないし、スタッフも見たことがないと言っている。
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2艇欠場の4艇立てとなった実際のレース
おかしなことになった少数艇レース
そもそも4艇でレースをする事自体がかなり珍しいのでその結果を報告したい。と思ったのが、今回の競艇コラムを書こうと思ったキッカケだ。
4艇でレースをするという事は、当然点数も合わせて少なくなる。
3連単全通り賭けても24通りしかない。
それだけに、オッズはかなり安くなってしまった。4艇レース(尼崎12R)
上の画像は尼崎12Rの確定オッズだ。
もっと安くなるかとも思ったが、このように2連単も3連単も安くなった。4艇立てとなった実際のレース
実際のレースだが、やはり4艇立てだと艇間がかなり開いてしまい、なんだか寂しい気がする。
レースの迫力も半減している感じだ。
レース自体もこれだけ人気を背負った2号艇「魚谷智之」が敗れ、5号艇「白石健」が3コースからまくり差したのだが、見ていて外の艇の方がゆとりがあって、なんだか楽にレースができている感じがする。
配当は2連単で1690円、3連単で2950円となり、3連単24点しかない割にはなんだかいつもと変わらないそこそこの高配当となった。4艇レース(丸亀5R)
丸亀5Rではとんでもない事が起きた。
ただでさえ4艇立てなのに、勝ちに行くと意気込みすぎたようでその内の2艇がフライングをしてしまったのだ。2艇しかレースに残っていなかったのだw 2艇Fで2艇だけの寂しすぎる丸亀5R
2艇だけが水面を走る様子はもはやレースというか、ターンの練習をしているみたいで実にショボい。
当然6艇中4艇が欠場となっているので、3連単は成立しておらず全額返金となるのだが、2連単と単勝は微妙に成立していて、その配当が驚きの100円元返しなのだw
6号艇の単勝を買っている人や2連単(6-5)を買っている人はまだましだが、5号艇の単勝や、2連単(5-6)を買っている人は、結果的に全然おいしくないオッズに金を賭け、尚且つ金を損するという、馬鹿みたいな状況になっているのである(笑)
もはや4艇も欠場なら単勝も2連単も返還でいいだろ。
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今後も増えそうな少数艇レース
予期せぬ事態で今後も増えるかもしれない
実際4艇立てレースが1日に合計4レースもあるのはかなり珍しいのだが、最近のコロナ禍状況を考えれば、またこのような事がいつ起きてもおかしくないと思う。
3艇欠場して3艇立てのレースとなってしまったり、もっとひどいものだと4艇欠場や、5艇欠場とかになり、レース自体が行われない(行えなくなる)ようなことも今後出てくるかもしれない。
どちらにせよ、レース期間中の「超密」なボートの体制を早く改善しないとどんどん出場選手が減ることになるだろうし、行政による停止命令も十分にあり得るだろう。
誰もがボートレース史上、全く体験した事のない事態になっているのは間違いない。
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