最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競艇予想サイトの口コミ数:16,783

競艇(ボートレース)には不利なのに好んでアウトコース専門の「アウト屋」がいる

▼ 競艇には不利なのにアウトコース専門の「アウト屋」がいる

  1. 競艇ボートレースの、アウトコースを専門の「アウト屋」とは

    競艇ボートレースはインコースの勝率が高い

    競艇検証.comで書いた競艇コンテツで「競艇の1コースの勝率が圧倒的に高いコト」について書き、そのインの勝率データを見て驚いた人もいるだろう。

    データにもあるように「競艇ボートレース」を少し知ったなら、インコースがとても強いことは知っているだろうし、そんなに深く考えなくても同じスタートラインから出れば、一番内側のコースを走っているのだから、勝率が高くなるのは当たり前のことである。

    …という事は、1つでも内側のコースに入れば入るほど勝つ確率は上がるだろうし、実際、どの競艇選手も入りたいのでコース取りからレースは開始している。


    「イン屋」と「アウト屋」

    競艇では「イン屋」と呼ばれるような、進入争いで果敢に内側を狙いに行ったり、スタートまでの助走距離がどれだけ短くなろうともインコースを取りに行く選手というのは、割と多くいる。

    それは、インコースが勝利への近道だと皆知っているからである。
    しかし、中にはアウトコース専門で勝負をするといった「アウト屋」が稀ではあるがいる。



  2. 「アウト屋」はなぜアウトコースに敢えていくのか?

    競艇ボートレースで「アウト屋」をやるわけ

    どう考えても競艇の1コースの勝率が高いことは周知のことなので、好んで「アウト屋」やってるのが全くもって謎なのだが、「アウト屋」は例え1号艇で出走しようとも、コース争いをせずに、特等席と言わんばかりに6コースにいくのだ。


    アウト屋になる理由 ①

    「アウト屋」やってる理由として挙げられるのは、どの選手も新人時代なら6コースからレースをすることが多いということだし「アウトコースからの練習をする」といった意味もある。

    だがソレは新人ゆえにレース展開を読むのもターンも上手くないので、下手にミスなどをして、他艇(先輩)に迷惑をかけないようにする意味で、そうするのが慣習となっている。

    普通の選手であれば、ある程度の月日を6コース一本でレースした後に、センターコースやインコースにも進入し始めるのだが、何故か中にはそのままアウト専門になる選手がいるのだ。


    アウト屋になる理由 ②

    もうひとつ挙げられる「アウト屋になる理由」は、6コースはスタートがしやすいという理由からだ。

    助走距離も長いので調整しやすいということと、アウト側の標識(スタートラインまでの距離を記してある)まで近いので、タイミングが取りやすいということだ。

    普通の選手でもフライングをした次の日からは、6号艇(6コース)の出走回数が増えるのもそのためで、施工者は、金の返還となるフライングをしてほしくないのでそのようにする。

    過去にフライングで苦しんだ選手は、自分のタイミングを計りやすいアウトを好む傾向がある。


    アウト屋になる理由 ③

    最後のアウト屋になる理由は、ちょっと分かりいにくいのだが「人間関係」がきっかけとなるケースだ。

    競艇のコース取りには、先輩・後輩の上下関係、人脈、進入においての過去の貸し借りなど、様々な要素が絡んでおり、内側のコースを取ろうとすると面倒な駆け引きが発生する

    ゆえに、そんな面倒な駆け引きのない、アウトコース専門になる事によって心理的に楽になり、スタート等に集中できるといったメリットがあるのだ。

    以上あたりが、わざわざ「アウト屋になる理由」だろう。



  3. 代表的な「アウト屋」達

    代表的な「アウト屋」を紹介

    では近年競艇界の代表的な「アウト屋」を紹介しよう。


    阿波勝哉

    阿波勝哉という競艇選手はアウト専門ボートレーサーだ 
    3857番(79期)の東京支部、阿波勝哉選手


    現在の競艇界の、アウト屋の代表選手と言っても過言ではないだろう。
    上の画像見て分かるようにコース進入率が100%、6コースオンリーだ。もぅ「変態」の域じゃないかと言うくらい、阿波勝哉選手にとっては6コース以外眼中にない

    なぜ阿波勝哉選手が6コース以外入ろうとしないのか、その「理由ときっかけ」は前述したように「コース争いが煩わしかったから」だそうで、昔はちゃんと各コースに入っていたそうだが今では「アウト屋」を極め、レーススタイルもチルト角度(ボートにモーターを取り付ける角度。小さいほど出足よりになり、大きいほど伸びよりになる)を、出場する競艇場で許可されている最大の3.0度の角度に設定して、6コースからまくり一撃を放つ、といったのが阿波勝哉選手のレーススタイルとなっている。

    ミスターチルト3度」といったニックネームすらあるくらいだ(笑)(→チルト)



    小川晃司

    小川晃司という競艇選手はアウト専門ボートレーサーだ
    3352番(62期)の福岡支部、小川晃司選手


    アウト屋界の重鎮的存在の小川晃司選手は、上記の阿波勝哉選手が「アウト屋」になる以前から、アウト一本で走っていた選手だ。

    しかしレーススタイルは阿波勝哉選手とは違い、チルト3度を頻発することはない

    というのもチルトを上げるのはもろ刃の剣で、伸びはよくなるものの、出足と回り足が全然なくなるのである。
    …なので阿波勝哉選手のような「伸び一点のまくり一撃」といった単純なスタイルではなく、スタートで横に構える独特なスタイルをとり、艇界最長の助走距離をとる選手とも言われ出足などもつけてレース道中で捌いてくるといった「捲り差し、差し派」のレーススタイルだ。



    澤大介

    澤大介という競艇選手はアウト専門ボートレーサーだ 
    3852番(79期)の三重支部、澤大介選手

    阿波勝哉選手と同じ79期の澤大介選手は、元々カドからのまくりや、まくり差しを得意とする選手だったのだが、2003年ごろから阿波勝哉選手の影響で6コース一本で勝負するようになった。

    阿波と同じように、チルト角度を上げて、内5艇をまくり切る、といったのがレーススタイルだ。

    以上が現在代表される「アウト屋」達である。


    (追記:2021/01/29)
    競艇界のアウト屋3人衆の一人、澤大介だったが、2021/01/18に、突然の「アウト屋引退発表」をした。

    発表の場は日頃から親交がある坂口周と、居酒屋?でトークを交えながらのYouTube動画

    アウト屋になった経緯や、アウト屋引退の要因について語るのは、ファンに対してのメッセージだろう。



  4. 2019年 2月27日、若松12Rで直接対決が実現

    アウト屋達が直接対決するとどうなる?

    面白いエピソードがある。
    2019年 2月27日アウト屋三人の直接対決があった。

    2019年 2月27日若松12R_アウト屋三人の直接対決
    2019年 2月27日 若松12R(YouTube)



    まず出走表を見て欲しい。

    2月27日 若松12R
    1号艇 小川晃司
    2号艇 澤大介
    3号艇 阿波勝哉
    4号艇 赤岩善生
    5号艇 今井貴士
    6号艇 伯母芳恒

    レース結果は、⑤-②-④


    どうだろう、この粋な出走表は(笑)
    正直レースの結果はどうでもよくて、この3人のコースがどうなるかというのが見物だった。
    誰が6コースを取るのか?
    6コースを取るための逆コース争いはあるのか??

    進入結果はというとアウト屋界の重鎮、小川晃司が6コースに入り、阿波勝哉が5コース、そして澤大介が4コースとなった。

    なんでも、アウト屋の仁義は、先輩に大外を譲るということらしいw
    同期の阿波勝哉と澤大介は、登番的には澤大介が上だが、阿波勝哉の方が最初にアウト屋になったので、澤大介が譲ったようだ。わざわざ不利なコースを先輩に譲る、といった変な現象がこの日は起きた。


    このように競艇界にもかなりレアではあるが、
    自ら不利なコースにいく変わり者達がいるというのも面白くないだろうか?


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競艇予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

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2024/11/18

ボートテクニカルという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

約2年ぶりボートテクニカルの無料予想を再検証した結果は、なんと22戦、全滅といった超低レベルなものだった。

ここまで低い予想精度は、今の競艇予想サイト業界には無いのではないか?その酷さには失笑でしかない。


今回検証する競艇予想サイト「ボートテクニカル」の無料予想(無料情報)は、2024/11/18の戸田11Rで提供された買い目である。

ボートテクニカルという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ボートテクニカルの無料予想(2024/11/18)

戸田11Rのレース結果:1-3-4

戸田一般戦最終日。
当然だが最終日は、スタートが揃いやすくなるので内が有利となる。


このレースの1号艇は宮崎
惜しくも優出を逃したものの、足はスリット近辺の行き足中心に戦えるレベルには十分ある。スタート勘も合っており、先マイ必至であった。
逃げ切り有力で、逆転があるとしても差しでのものだろう。1着軸で予想を組み立てるのが自然だ。


もちろん技量では3号艇丸岡も負けてはいない。
ただ伸びて行くような足ではないので、着確保の外マイになると想定できる。
そうなれば2・3着は堅いと思う。

まくり差しに行けば逆転も一考という所だが、そのまくり差しが決まる確率は高くはなかった。
あくまで一考というレベルである。


足的に分が良かったのは5号艇林だが、さすがにコースが遠い。
5コースから自力でまくったりするのは厳しいので基本展開待ちとなる。
2・3着ならあるだろうが、本命視はできなかった。


ボートテクニカルの予想はその林の1着固定
その上イン宮崎が相手に含まれていないので、的中する確率は限りなく低い


これが「本気」なのだとしたら、この予想をした担当者はさっさと辞表を出した方がいい。
コレ、もう「わざと外しに行っているのだろうか」と、本気で思うレベルだ。


ボートテクニカルの予想の意味が全く分からなかった
22戦、全滅といった低次元な予想精度といい、「ボートテクニカル」の予想担当者に給料?まで払って予想をさせている意味も分からない。即クビだろ


何年経っても「ボートテクニカル」の予想は考察するまでもないレベルということだ




2024/11/20

アップボートという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する競艇予想サイト「アップボート」の無料予想(無料情報)は、2024/11/20のびわこ5Rで提供された買い目である。

アップボートという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アップボートの無料予想(2024/11/20)

びわこ5Rのレース結果:3-6-1


開催5日目の一般戦。
基本的には準優組が圧倒的に有利である。モーターの仕上がりが整い、レースでのリズムが良いことがその理由だ。
このレースでは1号艇金子3号艇有賀6号艇君島準優組であった


そうなると金子のイン逃げが有力かと思われがちだが、懸念材料がある
有賀の3コースでの実績だ。

有賀はセンター枠の3コースが得意としており、1着率は約35%に達する。この数字はインコース以外では非常に高いものであり、特にまくり差しでの勝利が目立つ。


今回のレースでも、1マーク先マイするのは金子だろうが、2号艇藤井スタートが安定していないので、まくり差すには好都合の展開と想定できる。
そうなれば金子のイン逃げが盤石とは言い切れず、有賀が逆転する確率も五分程度はあると見るべきだろう。


6号艇君島はコース遠いが成績が表す通り、足は良い。
2日目に6コースから、3日目には5コースからそれぞれ1着を取っているように、今節の君島は外を苦にしていない。
このレースでも着絡みは必至であった。
正直この3選手だけで良かった


予想はイン金子に信頼を置き過ぎである。
準優組3者で決着濃厚だっただけに、このBOX予想で問題なかったのだ(藤井絡みの予想が全く要らない)
そういう意味で抜けがある予想であった。