競艇の楽しみ方〜競艇選手編 (2019夏・各コースのアツい選手) 〜競艇検証.comの競艇コラム
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夏の、若手頂上決戦
毎年、6月後半から7月の頭にかけて、東西ヤング戦(G3イースタンヤング・G3ウエスタンヤング)が行われ、その2か月後の9月に、若手レーサーの頂上決戦「PG1ヤングダービー」が行われる。 -
1コース〜3コースで熱いレーサー
まず1〜3コースの内枠で熱いレーサーについてだ。 -
4〜6コースで熱いレーサー
前章と同じような感じで、1着率を見ていこう。
そういう意味では、夏は、若手レーサーが一番熱い時期と言える。
本番の決戦に向け調子を上げてくるだろうし、熱いレースを見せて全国のファンへのアピールもある。
ヤングダービーで優勝するくらいにもなれば、将来は有望であるだろうし、その翌年のSGにも出場できるようになるので、皆必死になるのも当然だ。
「瓜生正義」「桐生順平」などの今となればビッグネームとなった選手たちも、皆ヤングダービー(以前は新鋭王座決定戦)を優勝して現在に至っている。
そこで今回は「各コースで熱いレーサーはだれなのか?」…そんな「若手レーサー」について書いてみたいと思う。
何をもって「アツイ」かなのだが、今回は各コースの1着率で判断したい。
それぞれのコースごとに、私の個人的見解を述べたいのだが、早速、各コースごとの、1着率上位レーサーを見てみると…
《 1コース 》
1位 高田ひかる 86.5%
2位 村松修二 82.9%
3位 上條暢嵩 80.7%
4位 大上卓人 79.7%
5位 近江翔吾 76.0%
《 2コース 》
1位 西野雄貴 36.4%
2位 野中一平 36.1%
3位 磯部誠 35.9%
4位 大山千広 34.2%
5位 大上卓人 32.0%
《 3コース 》
1位 島村隆幸 34.3%
2位 磯部誠 33.3%
3位 関浩哉 32.4%
4位 仲谷颯仁 31.8%
5位 安河内将 29.5%
以上が1〜3コースの1着率上位レーサーだ。
まず驚いたのが、1コースの1着率1位が女子レーサーの「高田ひかる」であるということだ。
高田ひかる選手には失礼だが、そこまで1コースが強いとは思ってもみなかった。…というのも、この「高田ひかる」という選手は勝率6点そこそこの、期待の若手女子レーサーといった感じで、全く過去に大きな実績があったわけでもない。
それなのに、その高田ひかる選手が、「村松修二」や「上條暢嵩」などのSGにも出場している選手を抑えてトップになるとは驚きで、86.5%という1着率も非常に高く、高田のイン戦の時は、素直に1着で狙えそうである。
2コースの1位は「西野雄貴」なのだが、ここは2位の「野中一平」に注目したい。
…と言うのも野中一平選手はスタートが非常に早い若手として有名なのだが、カドの4コースや3コースでなく、2コースで上位ランクされていることが、調べてみて分かった。
確かに2コースにおいてもスタートが大事であるとはいえ、2コースでスタートが早いと、インコースの選手の壁役になってしまい、結果としてイン逃げの確率を上昇させてしまいがちなのだが、どうも野中一平選手は違うらしい。
2コースからスタート決めて、まくりにいったりするのだろう。
スタートが早いと有利なセンター枠だと人気するかもしれないことを考えると、野中一平選手の2コースも「買い」なのかもしれない。
3コース4位には「仲谷颯仁」がランクインしている。
すでにG1で優勝している事もあり、若手の中では格上の存在の仲谷颯仁選手が1、2コースでランクインしていないのが、改めて調べると少し意外だった。
まくることもあるが、それより「まくり差し」の印象が強い仲谷は、3コースではきっちり仕事をしているようで、3コースの選手がまくり差しに入れば、おのずとインコースの選手は残りやすく(舟券に絡みやすく)なるので、仲谷颯仁選手が3コースの時には、2、3着でインの選手を絡めて買うのがいいのかもしれない。
《 4コース 》
1位 大上卓人 37.8%
2位 塩崎桐加 36.1%
3位 春園功太 30.4%
4位 今井美亜 27.5%
5位 井上一輝 26.8%
《 5コース 》
1位 田中京介 20.0%
2位 関浩哉 19.6%
3位 塩崎桐加 19.5%
4位 大上卓人 17.5%
4位 山崎郡 17.5%
《 6コース 》
1位 大山千広 12.9%
2位 今井美亜 12.5%
3位 村岡賢人 11.1%
4位 上條暢嵩 10.3%
5位 中山将 10.0%
以上が4〜6コースの1着率上位レーサーなのだが、4コースの「大上卓人」は、10回中4回も4コースから1着を取るんだから凄い。
やはりスタートから一気に まくっていくパターンが多いのだろうが、そうなれば、その外の5コースや6コースにもチャンスは生まれるので、大上4コース時は、その辺りを絡めて買うと良いかもしれない。
そして何よりも大上卓人選手の1着率は後の5コースを含めても凄くて、1、2コースでも上位だし、3コース時も10位にランクされるなど、どのコースからでも高い1着率を残している。
5コースは、伏兵の「田中京介」が1位になった。
この田中京介選手だが、2019年後期はB1級の選手だけに、注目される選手ではなく、ましてやアウトコースの5コースであるならば、尚更であろう。
5回に1回1着にきてくれるのであれば、充分に回収できるという考えで、多分まだ誰も気づいていないような「盲点」になっているかもしれないので、今ここで覚えておくと良いだろう。…とはいっても穴目なので、「大上卓人」で勝負するのはほどほどにしておいた方がいい(笑)
最後に6コースだが、5コースまでとはうって変わって、1着率がかなり低い。
「競艇女子」でも書いた1位の「大山千広」ですらも12.9%と、流石に厳しいようで全然である。
「競艇」という競技の性質上「1コースの勝率」が圧倒的で、6コースがこうも絶望的になるのは仕方のないところはあるが、それにしてもな数字だ。
だが「中山将」の6コースには注目したい。
理由は5コース時の「田中京介」と被るのだが、まだほとんどの人が「中山将」の6コース時の実力を知らないようで、そういう意味では「中山の6コース」は1着で狙って良いと思う。
ただ、1着率は10%なので、過度な期待は厳禁だ。…外すの覚悟の上だが、当たった時には、実に香ばしい配当が手に入るだろうから、「期待値」という意味で応援してあげてほしい選手だ。
競艇予想サイトは、こういった「データ」を知り、覚えておいた方が良いと思うのだが、数少ない予想サイト以外、ほとんどが「無責任な買い目」をただ買わせるだけで「根拠」の提示が無いから、きっと「中山の6コース」など無関心なのだろう。
…以上が各コースにおける、データに基づいた私の個人的に選んだ「アツイ」若手レーサー達だが、サクッと読んだだけでは覚えられないだろうと思うので、最後にもう一度、おさらいをしておく。
・1コース 高田ひかる
・2コース 野中一平
・3コース 仲谷颯仁
・4コース 大上卓人(どのコースでも狙える)
・5コース 田中京介
・6コース 中山将
この6人である。
もし、この6人が各コースに進入しそうな時は、1着で狙うと良いだろう(笑)
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