競艇ボートレースの旬な話 (全国ボートレース場で観客を入れて再開〜戸田競艇場のポスター) 〜競艇検証.comの競艇コラム
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全国ボートレース場で観客を入れて再開〜戸田競艇場のポスター
観客を入れてのレース再開
コロナ禍で無観客開催が続いていた競艇ボートレースだが、2020年7月19日から全国全てのボートレース場で観客を入れてのレースが再開された。
SGやPG1は事前抽選で、G1ではもう観客入れているのだが、混みそうな時は入場規制をするそうだ。
一般戦なら難なく観戦が出来るようになった。
無観客開催の期間が長かっただけに、本場の入場が再開されたことは、ボートレース界にとってとても嬉しいニュースで、やはりネット観戦にはない、生観戦の魅力があるというのが大きいだろうし、再開を楽しみにしていたファンは多かったはずだ。
個人的には待ちに待ったファンが殺到するのか?とも思ったが、実際のところ客入りは場によっても違うし、その時によって変化するので一概には言えないが、一般戦だと基本的にちょっと少ないくらいだそう。戸田競艇場内の、ほっこりポスターw
そんな再開を心待ちにしたファンの気持ちを汲み取ったようなポスターが、ボートレース戸田の様々な所で貼られているそうだ。その絵柄も、言葉センスも絶妙。
「よろこびいまいちサ」…とか、漢字をあえて(?)使わず読みにくいのとか、言葉足らずなのは狙ったのだろうか。
このなんだかヌケてるところが絶妙過ぎて8枚じゃ足りない。もっと見たくなるハイクオリティーなポスターである。
(このセンス、かなり高齢の人が本気で作ったのではないだろうか)
見るとポスターの内容自体が明らかにコロナ後のもので、無観客開始以前は無かったものだから、戸田を訪れたファンはそのなんとも言えないシュールなポスターに驚かされ、いま「話題」になっている。
そんなポスターを紹介してみよう。全8種類の、戸田競艇場内のポスター
場内のポスターの種類は8種類もあるそうだ。
イラストのタッチが多少違うのだが、これは2人のデザイナー(?)によって作成されたためで、デザイナーごとにテイストが違うとの事らしい。
では順に紹介したい。ここで知り合つたアイツ 今日 来てるかな?
これは「つり革を持ってる右手」が下にあるので電車やバスの中だろうが、ここで上下にある言葉に注目だ。
〈ここで知り合つたアイツ 今日 来てるかな?〉…と、いうのはこれからボートレース場へ向かう(もちろんボートレース戸田だろう)乗り物の中で、回想しているのだろう。
〈レースの読みうまかつたナー〉というのは無観客になる前に、戸田で知り合った人が来てるのか気になる、というストーリーだろうか。…かなり奥が深い。
この古臭いイラストやフォントや配色、
「うまかつたナー」だけ見ても、「っ」ではなく「つ」を使ってたり、「ナー」の部分とかサイコーだ。ここがオレの一番の 居場所なんだョー
「ホーム水面は戸田ですね!」って言葉選びにしても、戸田に毎日来ているボート狂を思わせるポスター。
「ここがオレの一番の 居場所なんだョー」って…この「ョー」のフォントや位置(高さ)、これ合ってるのか?
なんで「ョー」だけこんな細いの????
これ狙ってやってるなら、かなり高度なセンスだけど…(笑)
「ここが一番の居場所」ってのも、どれだけ他に居場所ないんだよ。って、ツッコミたくもなるが、実際競艇場行くとこういう人けっこういるし、このポスターを見てどう思うか、なんとも複雑な想いにさせるハイレベルなポスターだ。迫力あるモーター音と水しぶきを感じてほしかった
いたってシンプルなポスターだが、「ブァオオオオオオオオーン」とか、「ヴァッシャー」とか、「ウォンウォンウォオオオー」とか、効果音をよく見ると、「ブォオオ」でも「ブオーーーー!」でもなく「ブァオオオオオオオオーン」と、最後に「ン」が入ってるとことか、残り2つの音にしても、「確かにそう聞こえるわ」と、超・納得の効果音である。
確かに生ボートは迫力があるし、少しでも伝えたかったのだろう。その気持ちが伝わってくる。
「水面そばでどうぞシビれてください!」というメッセージも◎だ。今日もヒットだ ゲットだ 戸田だ 今日も(ホッ)戸田ボート
親父ギャグ丸出しのポスターなんだが、「今日もヒットだ ゲットだ 戸田だ」って、韻を踏んでてなかなかのセンス。
「お決まりのハゲおやじ」と最後に「今日も(ホッ)戸田ボート」ってのは、どこまで本気で作ったのだろうか?
このどうなってるのか分からないキャラの短足も、幸せそーな表情も、いいなぁ。おかげさまで 選手たちに空白は ありませんでした。
このどこまで本気で書いたのか分からないキャラ、良い!
真面目にコメント書くなら、世の中の経済活動が止まっている中で、選手は活動し続けていたわけだ。
確かに選手は無観客開催だろうが、緊急事態宣言中だろうが選手たちは走り続けていたな。と、改めて思う。
そこを「無事つなげることができました」とか、ありきたりの言葉じゃなく「選手たちに空白は ありませんでした」という言葉を持ってくるあたり、上手いわ。お迎えできる日が 来ないのかと 思ってました ; ;
これは高度なポスターだ。
カエルと「ファンが帰る」をかけているんだろう。
あともしかしたらボートのターンが遠くに描かれているので「ターンが返る」にもかかっているのかもしれない。
まるで暗号のようなこのポスター、凄くないだろうか?
これは単純に「お帰りなさい」とかいった「施工者側の素直な気持ち」をポスターにしたものではない。
ファンのいつ通常開催が戻ってくるのか待ち望んでいた気持ちと、その事を表現するのに、普通に考えればそのうち収まるコロナを「お迎えできる日が 来ないのかと 思ってました」って、諦めきっていたという、超ネガティブ思考の文字を持ってくるあたり、すごい。的中券突っ込む キャッシュ出てくる これだよ これ!
なんだこのネコは?
「スマホに入金されても よろこびいまいちサ」って、これは本場や場外などを主に利用していたファンの声なのだろう。
8枚のポスターの1枚にこのネタを選ぶあたりも、考案した人もかなりの競艇ファンなのだろう。
実際、当たると現金がその場で出てくるという感覚は、体験した事のある者にしか分からない感覚だろうし、これが舟券の醍醐味だというファンもいる。
無観客開催後に舟券を買い始めるようになったファンには、一回でいいから本場で的中券を現金に換える喜びを知ってもらいたい。…という含みもあるのかもしれない。やっぱり舟券が手許になくちゃ!
これも同じような感じで、本場でしか味わえない魅力だ。
ネット投票よりも勝負している感があるし、買い目もすぐ分かる。…といったところにフォーカスしたネタ。
この絵のタッチは似てるものの、何ひとつ登場キャラには統一したものがない。
しかし8つのポスターはどれも高度で、もしボツネタがあるなら全て見てみたいと思った。ポスター設置場所は?
このなんともユルい8つのポスターは、場内のいたる所に貼られている。
現在窓口が開いている1階・3階・5階(有料席)に貼られており、普通にしていれば自ずと目に入ってくる。
どの場所にどのポスターが貼っているかは、自分自身でボートレース戸田まで行って確認して欲しいw
興味が湧いた人は、ぜひボートレース戸田へ行ってみては!?
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