競艇の楽しみ方〜番外編 (ボートレース女子「福留光帆」って何者？) 〜競艇検証.comの競艇コラム

ボートレース女子「福留光帆」って何者？

ボートレース業界に現れたガチ勢

競艇ボートレースを好きな芸能人はどれくらいいるだろうか？
男性という意味では、古くは蛭子能収、今では千鳥の大悟や、ブラマヨの吉田が好きだと公言しているが、女性芸能人ですぐにピンと来る人はいない。

ボートレース好きと言う事が、「ギャンブル」なのでマイナスなイメージにつながってしまうからなのかもしれないが、そういう声を聞いた事はほぼなかった。特に若いアイドルや俳優だと皆無である。

仮に好きだという人が表れても、それはレース場の営業であったり、YouTube番組に出演している時に聞くだけで、本気度があまり感じられないものばかりである。
メインの売れる路線から外れてきた人が、仕方なしでボートレース業界に携わっているみたいな状況しかなかったのだ。

そんな中、正真正銘のボートレースガチ勢女子が登場してきた。
元AKB48の「福留光帆（ふくとめみつほ）である。

ボートレース界隈では既に名が知られている福留光帆は、「しくじり先生」にも出演していたし、最近ではボートレースだけでなく地上波番組にもちょいちょい顔を出しているため、名前を耳にしたことがある人もいるだろう。

今回の競艇コラムでは、そんな福留光帆について掘り下げていこうとした矢先、偶然にも10月30日の23時12分に配信されたYahoo!ニュースにも福留光帆の話題が取り上げられていた。
福留光帆関連ニュースがスポニチAnnexからUPされていた記事のタイトルは「元AKB福留光帆 無理やり「祝ってください！」とお願い21歳誕生日を一緒に過ごした人気芸人は」という内容で、大した話題性もないので直ぐに消えそうなニュースだった。

他に「福留光帆」がラジオ配信アプリ「GERA」で「福留光帆の人生はギャンブル」という、人生相談？のような配信もやっていると書いてあったので、早速視聴してみた。

さて、改めて、今回はこの「福留光帆」のボートレース愛は本当なのかどうか。
そして、ブレイクするきっかけは何だったのか？…などなど、書いていこうと思う。

「福留光帆」って何者？

まず、「元AKB」と言えども、知らなかったよという人が大半だろう。
そもそもAKB自体の注目度が低下している中、そこにいたメンバーだからと言って「兵庫県代表メンバー」だし知名度はほぼ無い。
なので軽くプロフィールを紹介したいと思う。

2003年10月22日生まれの21歳（2024/10/31時点）。

：出身兵庫県尼崎市
身長：153.5cm
血液型：Ａ型
スリーサイズ：B81 W66 H87

2019年にAKB48のチーム8の新しい兵庫県代表メンバーとしてデビューし、3年後の2022年7月28日にAKBを卒業した。
AKBを卒業した後は、事務所に所属はしているもののほぼ仕事がなく、実家で実家で1年以上ニート状態だったとのことだ。

紹介していてなんだが、福留光帆からボートレースを除くとこんなにも薄っぺらい情報になる。
AKB時代もぱっとした実績があるわけでもないので特に書く事もない。

福留光帆の出身地である尼崎はボートレース場が近く、幼少期から「競艇」が身近に存在していた環境だったそうだ。
祖父が競艇好きで、家庭内では「競艇」が原因の喧嘩が頻発し、彼女自身もあまり良い印象を抱いていなかったようだ。
しかし、2022年に父親とともに尼崎競艇場を訪れたことで競艇に本格的に興味を持つようになったという。

幼少期に祖父の競艇好きが家庭内での喧嘩の原因となり、皮肉なことに今度は父親が娘を競艇に連れて行き、福留光帆本人は20歳にして完全に競艇にハマってしまったというわけだ。

まぁこんな感じである。
ちなみに現在の所属事務所はスタッフ10人、所属タレント25組の「プライム」というところだ。

福留光帆がブレイクしたきっかけ

「福留光帆」がボートレース業界に突如注目されるようになったきっかけは、佐久間宜行のYouTubeチャンネル「NOBROCK TV」への出演だ。

ここで佐久間宜行の説明を改めてする気はないが、登録者数100万人を超えるような人気YouTubeチャンネルで、福留がボートレース好きであることが明らかになり、話題を呼んだ。

彼女が登場したのは3月初旬にアップされたドッキリ企画の動画（現在は非公開）で、アルコ＆ピースとのやりとりの中、福留がお守りを持っているという流れで、スマホカバーにレーサーの毒島誠の単勝舟券を挟んでいたのだ。
まさかこんな若い女の娘がボートレースを好きだと思ってもないので、佐久間もアルピーも驚きとともに笑いを誘った。

その後も毒島の好きな所で「綺麗なレースをする所」といったコメントや、「他艇に迷惑をあまりかけない」、「ピット離れが上手」といったボートファンじゃないと発言しないような「こだわり」を次々と披露し、彼女の競艇愛が本物であることが視聴者にも伝わる内容だった。

ボートレース好き以外も見る、いわゆる人気番組に出演した事が天気になったのは間違いない。その反響がかなり大きかったようだ。
これ以降も佐久間のYouTubeチャンネルに度々出演するようになる。

福留光帆のボートレース愛は本物なのか？

福留光帆がボートレースを単なる趣味以上に愛していることがさらに明らかになるのは、彼女が「NOBROCK TV」に出演した続編動画だ。

トンツカタン森本とボートレース戸田にロケに行く動画があるのだが、その中でレースのファンファーレを目覚ましのアラームに使っていた（ピット離れの後になる音楽）と話していた。

「しくじり先生」で、吉村崇（平成ノブシコブシ） に「いい目してるもんねぇ〜、若い割にキラキラしてないとゆーか、ボートレース場にいっぱいいるよ、この目」とイジられていたが、ボートレースタレントとしての「つかみ」としてのネタとはいえ、何だこの娘(笑)といった印象。

この、吉村崇（平成ノブシコブシ） の言うようなドヨ〜ンとした感じで、ガチでボートレースを普通にやっているみたいなテンションで話しているのがウケているようだ。

他にも、佐久間が福留と同じ目を10倍の金額で賭けるという動画の中で、予想屋の親父に予想をもらうのだが、その予想通りに買うかとスタッフに聞かれたら即答で「買わない」と答えただけでなく、「ボートレースは人の話聞いたら負ける」という名言も残していた。

福留光帆のユーモアが光る。
これは単にボートレース愛を超え、独自の価値観を持った“偏愛”といえる。

福留は、自身のYouTubeチャンネルでもボートレースの動画を数多くアップしており、その熱意は前述のように家族の影響が強いようだ。
父親や祖父が生粋のボートレース好きで、彼女のボート愛もこの家庭環境に根ざしているらしい。動画内では父親も電話で登場し、ボート愛を語る姿がほほえましい一方で、母親は福留がボートレースにハマるのを嫌がっているのもガチな気持ちだろう。そこも面白いポイントだ。

佐久間のチャンネル出演をきっかけに、福留は今や「ボートレース好き女性芸能人」の第一人者となりつつあり、ボート関連の番組のみならずバラエティにも活躍の場を広げているのが他のボートタレントと違う所だろう。
ボートレース好きの一員として、その姿をさらに応援していきたい。出演動画はボートレースファン以外も楽しめる内容なので、まだ見ていない人にはぜひ一度視聴をお勧めする。