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競艇の楽しみ方〜番外編 (女子ボートレーサー対象の、プレミアムG1新設!) 〜競艇検証.comの競艇コラム

  1. 女子ボートレーサー対象の、プレミアムG1新設!

    女子選手のプレミアムG1を新設

    日本モーターボート競走会は3月14日、女子ボートレーサーを対象としたプレミアムG1を新設すると発表した。

    その名も「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」。

    第1回開催は2025年2月に開催されるという事だ(2024年度)。
    これにより、2月に行われているレディースオールスターは5月に移る。

    現在、女子のプレミアムG1は8月レディースチャンピオン、12月クイーンズクライマックスの2つが行われているのだが、このスピードクイーンメモリアルで3つ目となる。プレミアムG1全体の数としては6つ目だ(マスターズチャンピオン・ヤングダービー・BBCトーナメント)



    選出方法はレースタイム?選出方法が新しい

    BBCトーナメントやボートレース甲子園など、ビッグレースが新しく増える事はそこまで珍しい事ではないが、このスピードクイーンメモリアルこれまでにない画期的な選出方法を採用するようだ。

    それは「レースタイム」である。
    タイムを選出基準にしているレースは現在まで一度もなく、初の試みとなる。

    そもそもだが、タイムは1マークの展開などで随分変わってくるので、ボートレースにおいてはそれほど重視されない。
    もちろん選手の中には意識して走っている人もいるだろうが、それ以上に大事なのはそのレースにおいての着順であり、タイムは二の次・三の次と言った感じである。

    ファンの間でもほとんどの人が意識しておらず、正直どっちでもいい。
    そのタイムを基準にするというのだから、ある意味斬新である。

    詳しい選出方法としては以下の通りである。

    ・A1級、A2級、B1級の女子
    ・過去1年間(12月1日~11月30日)の各競走場の競走において1着を獲得した競走のうち、最も速いレースタイムを記録した者(24名)
    ・各競走場から推薦された者(24名)
    ・当該施工者の希望する者(4名)


    それと、複数の場で最も速いレースタイムを記録した選手がいる場合は、そのタイムを比較して、最も速いものを記録した場の代表者として選出されるようだ。
    また最も速いタイムを記録した選手が他の場の代表となった場は、次に速いレースタイムを記録した選手が選ばれるという事である。

    なんだかややこしいが、要するにタイム上位者が選ばれるとだけ覚えれば良い。



    現在のスピードクイーンは誰だ?

    タイムに注目した事がほとんどなかったので、全く未知数だが、現在女子でレースタイムが速い選手は誰なのだろうか?
    SGを優勝した遠藤エミや、クイーンズクライマックスを連覇した田口節子は上位に入っているのだろうか?

    今年の2月に開催が行われていたと仮定して、選出期間である2021年12月1日~2022年11月30日までの各場の最速タイムを調べてみた
    以下の通りである。

    2021年12月1日~2022年11月30日までの最速タイム

    開催場 日付 選手名 タイム
    桐生 2022/2/10 中田夕貴 1.46.8
    戸田 2021/12/21 大豆生田蒼 1.47.6
    戸田 2022/5/17 堀之内紀代子 1.47.6
    江戸川 2022/1/24 滝川真由子 1.49.4
    平和島 2022/2/9 廣中智紗衣 1.47.6
    多摩川 2022/1/22 渡邉優美 1.46.2
    浜名湖 2022/2/17 黒澤めぐみ 1.47.7
    蒲郡 2021/12/31 出口舞有子 1.46.4
    常滑 2021/12/5 海野ゆかり 1.47.4
    2022/1/23 藤原菜希 1.47.0
    三国 2022/3/29 遠藤エミ 1.47.3
    びわこ 2022/1/8 守屋美穂 1.47.3
    住之江 2021/12/19 遠藤エミ 1.47.1
    尼崎 2022/1/14 守屋美穂 1.46.6
    鳴門 2022/10/26 遠藤エミ 1.45.9
    丸亀 2022/5/3 守屋美穂 1.47.7
    児島 2022/5/5 田口節子 1.46.7
    宮島 2022/2/18 小野生奈 1.48.3
    徳山 2022/1/19 倉持莉々 1.49.1
    下関 2022/2/17 守屋美穂 1.46.6
    若松 2022/2/3 魚谷香織 1.47.4
    若松 2022/2/6 守屋美穂 1.47.4
    芦屋 2022/3/7 渡邉優美 1.45.4
    福岡 2021/12/28 大橋栄里佳 1.47.1
    唐津 2022/3/25 渡邉優美 1.46.9
    大村 2021/12/4 三浦永理 1.46.4

    …とまあこんな感じだが、改めて思うのは夏場に記録されたものが一切ないという事だ。

    モーターは気温の低い冬場の方が動きが良いので、そのほとんどが1・2月の一番寒い時期になる。
    なので大会出場のカギを握っているのは、この時期の走りという事になるだろう。

    そんな中でも戸田、丸亀、児島が5月に出ているのが面白い。
    戸田は良いとして、丸亀と児島は瀬戸内海地方にある。
    これが何かしら影響しているのかもしれない。

    選手としては圧倒的に守屋美穂の数が多い。
    24場中5場と凄く、その次が遠藤エミと渡邉優美の3場だと考えると突出している。

    守屋美穂
    ▲ 守屋美穂


    スピードクイーン一番近いのは、現在の所「守屋美穂」という事だろう。
    あと、田口節子はきっちり地元児島の最高タイムを記録していた。

    タイムとしては、芦屋で渡邉優美が記録した1分45秒4が最高で、平均的には1分47秒と言った所だろうか。
    ちなみに、現行モーターでの女子最高タイムも渡邉優美で、1分44秒8らしい。

    渡邉優美
    ▲ 渡邉優美



    男子も含めた歴代最高タイムは?

    参考程度に女子のタイムを出してみたが、男子も含めた歴代最高タイムはどうだろうか?

    調べた所、歴代最高最速タイムは2012年1月に馬場貴也がびわこで、2018年12月に中村尊が芦屋で記録した「1分44秒2」みたいである。

    渡邉優美の記録と1秒も変わらないと思うかもしれないが、このコンマ6秒はかなり大きい。
    3~4艇身分(大体15m弱)の差があるという事になるのだから。


    ただ逆に思うのは、馬場は昨年のMVPを獲得するレベルのトップ選手であり、その馬場が一番速いタイム、史上最高のレコードタイムを叩き出したと言っても1分44秒台であるという事だ。

    女子はたった1年間の各場のタイムでも1秒差、最高タイムだとコンマ6秒しか違わないのかと思ってしまう(最初の意見と相反するがw)
    つまり、女子の方が重量が軽く、その差がタイムに反映されているのではないかという事だ。

    ターンレベルでは男子の方が圧倒的に上である。
    これがこれまでの男女のタイム差の主な要因だったようなのだが、最近では遠藤や守屋、渡邉など、男子に負けないようなターンをする選手が多い。
    ターンレベルの差が縮まれば、シンプルに重量差がタイムに出てくるだろう。

    そう考えれば、今回のプレミアムG1新設は最高タイム更新のきっかけになるかもしれない。
    新設により女子選手がタイムを意識して走れば、馬場や中村の記録を更新できる可能性があるからだ。

    新設されたプレミアムG1は、2025年2月に初開催である。
    まだ少し先だが、気長にその開催を待ちましょう。


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2024/07/25

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「舟王」という競艇予想サイトの検証は2年以上前に検証を行ったが、ここ最近またフネラボ風の集客サイトが集客をしているので、競艇検証.comでも再検証を行うことにした。


さて、今回検証する競艇予想サイト「舟王」の無料予想(無料情報)は、2024/07/25の尼崎5Rで提供された買い目である。

舟王という競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 舟王の無料予想(2024/07/25)

尼崎5Rのレース結果:1-3-4

ルーキーシリーズ最終日。やはり最終日という事もあり内有利の流れにはなるのだが、このレースも1号艇金田の逃げで大丈夫であった。

舟足は出足を中心に仕上がっている状態で、インならきっちり押し切れるだけの足は十分ある。
昨日の準優こそ一発勝負でチルトを2度にしていたが、ここはすんなり戻してくるだろう。


あと、最近の金田のイン戦が安定しているのもある。

舟足は出足を中心に仕上がっている状態で、インならきっちり押し切れるだけの足は十分ある。
直近10走では1着6回・2着3回と結果を残している。
スタート遅れも考えづらいので、先マイすれば最低でも2着以内には入着していたはずだ。
軸信頼で良い


2・3着候補も3号艇佐藤で十分だ。惜しくも予選突破を逃したものの、日に日に気配はアップしている。
特に回り足が良いので3コースならまくり差しに入ると想定できた。


佐藤がまくり差しに入れば4号艇中村が浮上してくる。 行き足が良くなっているので、1マーク冷静に差し続けば問題なかった。
足的には5号艇中島も軽視はできなかったように思う。


逆に、佐藤の引き波を受ける直に受ける可能性のある、2号艇島川は割引きが必要だった。


予想は「1=2=3」のBOX舟券。
佐藤の攻め方を読み違えていた予想であったと思う(佐藤外マイの想定だろう)



2024/07/22

競艇快進撃という競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

競艇快進撃の集客サイトは、記事の公開当初から「ありえない戦績」で客を集めをしていた。

このグループサイトに限って「13戦13勝の的中率100%」など「ありえない」と、競艇検証.comでは「はじめから警告」していたが、予想通りとなった。
実際に「競艇検証.com」が15レースだけ検証したところ、予想精度は的中率13%(15戦2勝 13敗)の、回収率22%は損失額-23万 4400円となった。

さて、今回検証する競艇予想サイト「競艇快進撃」の無料予想(無料情報)は、2024/07/22の児島2Rで提供された買い目である。

競艇快進撃という競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 競艇快進撃の無料予想(2024/07/22)

児島2のレース結果:3-1-5

このレースの予想で重要なのは、1号艇今出逃げ切れるかどうかである。

舟足自体は普通で特に良いというところはなく、足的には推せるレベルではなかった。さらに、直近6ヶ月間のイン戦での1着が0回というデータからも、さすがにこれでは逃げるとは言えないだろう。


足的には3号艇山口に分があった。スリット近辺の行き足から伸びにかけての足が良く、センターならその良さを発揮できそうだ。ただし、まくり切る力はないため、まくり差しで1マークは来ると予想できる。
2号艇西村が転覆後で機力が不安な状態である事を考えれば、突き抜ける可能性は高かった。


山口に続くのは、インから踏ん張る今出や、4号艇飯山5号艇梅原の外勢だろう。
中でも梅原はターン回りの足が良さそうだったので、5コースからでもしっかりまくり差して続ける雰囲気はあった。逆に、山口の引き波を受ける西村は厳しかったように思う(足的にも弱い)


競艇快進撃の予想は山口1着は良いとして、西村を絡めた予想が多い点が気になる。山口がまくり差しに行けば西村は厳しくなるため、1マークの展開を読み違えているといえる。そもそも、転覆後の選手を推すのは不安要素が多いので避けるべきである。

3連単は5番人気決着となり、お客さんの方がレース展開をよく理解していたようである。