★競艇基礎知識〜トリビア (急増した10万舟の現状と、出現頻度など原因などを分析) 〜競艇検証.comの競艇コラム
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急増した10万舟の現状と、出現頻度など原因などを徹底分析
ボートレースで10万舟を狙え?
ボートレースでも競馬でも、やる上で重要なのはその配当だろう。
最近ではインの強さが際立ってきており、1着率は約55%もあるのだが、その分的中した時の配当は低い。
3連単で300円台の超低配当も以前のようにレアケースではなく割と普通になってきており、そこまで低くはなくとも1000円を切るようなオッズはほとんどのレースで見られる。
低配当があるという事は、逆に言えば超のつく高配当も起きる可能性があるという事だ。
オッズが割れていればそんな事はないのだが、ここまでインに偏ったオッズになれば当然である。
では超高額配当の基準は何だろうか?
やはり10万円を超える配当、すなわち10万舟という事になるだろう。▲ からつの10万舟 ボートレースの3連単は120通り
ご存知かと思うが、ボートレースの3連単は120通りである。
その全てを最低額の100円で賭けるとすれば、合計で1万2000円かかる。
その約8倍もの配当であるのだから、その凄さが分かる(競馬で言えば400万馬券くらいだ)。
ほとんどの人が来ると思っていないからこその配当だ。
万舟は取った事のある人はほとんどだろうが、10万舟となればかなり少ないのではないだろうか。
一回でも取った事のある人はその話を自慢するレベルのものだと思うし、穴党だけではなく全ての人が一度は取ってみたいと思うのが10万舟なのだと思う。
言わば、10万舟はボートレースファンのロマンなのだ(笑)
勝手に豪語してみたが、実際10万舟というものがどれくらいの頻度で起きているのかや、以前との違いはどうなのかを分かっている人は少ないと思う。
そこで今回はこの10万舟の現状について調べてみたい。
もしかしたら10万舟ゲットのヒントが隠されているかもしれないので、絶対にチェックして欲しい。10万舟出現頻度と、その原因
いきなりだが、もうシンプルに10万舟がどれくらいの確率で起きているのかを調べてみた。
結果は以下の通りだ。
2001年 0.19%(526レースに1回)
2006年 0.29%(345レースに1回)
2011年 0.42%(238レースに1回)
2016年 0.50%(200レースに1回)
2021年 0.53%(190レースに1回)
2022年 0.60%(167レースに1回)
直近の2022年では167レースに1回起きている。…こう書くとあまりピンと来ないかもしれないが、通常1日に10場以上開催しているので、1日に1回は10万舟が起きると考えたら分かりやすいだろう。
これが多いか少ないかは個人差によるかもしれないが、基本的に10万舟は超高額配当であるので、はっきり言って多い。2001年と比べれば明らかだ。約3倍も増加している事を考えればその多さが分かると思う。
インの1着率の増加とともに出現率も増えてきているのだが、ここ2・3年はイン1着率は微増であるにもかかわらず、10万舟は飛躍的に増加している。
なぜなのだろうか?
推測するにインがより過剰に人気しているという事だろう。
ここ最近の売上げの増加の主要因は、新規のファンの増加である。
この新規ファンがあまり分からずにインで勝負をしているのではないだろうか。
それがオッズに反映されて、結果10万舟の出現率が増えている。‥と、考える事ができると思うのだが実際はどうなのか?
詳細はともかく、出現率が増えているのは10万舟を狙う上で素直に嬉しい事ではある。10万舟の多いレース場は?
では、10万舟が出現しやすいレース場はどこなのだろうか?
というかそこまでの大きな違いがあるのだろうか?
2022年の出現率で比べたい。
場 出現率 回数
桐生 0.82% 19回
戸田 0.33% 8回
江戸川 0.38% 8回
平和島 0.67% 15回
多摩川 0.48% 11回
浜名湖 0.53% 13回
蒲郡 0.73% 16回
常滑 0.48% 12回
津 0.47% 11回
三国 0.50% 12回
びわこ 0.38% 8回
住之江 0.86% 21回
尼崎 0.63% 15回
鳴門 0.68% 15回
丸亀 0.96% 23回
児島 0.95% 22回
宮島 0.43% 10回
徳山 0.66% 16回
下関 0.69% 15回
若松 0.56% 13回
芦屋 0.53% 12回
福岡 0.55% 13回
唐津 0.81% 19回
大村 0.27% 6回
まず思うのは、差がけっこうあるという事だ。
多い場は約1%あるのに、少ない所は0.3%ほどしかない。
約3倍の開きがあるのだ。
これは大きい。
そしてもう一つ面白いのが、インの一番強い大村とインの一番弱い戸田が揃って出現率が低いという点だ。
インが強すぎるが故にそもそもそんな超高配当が出ないという理由と、インが弱すぎる故に他のコースからでも勝負ができるので、人気が割れて超高配当にならないという理由であろう。
オッズの面白い部分を表している数字である。
出現率の高いのは丸亀と児島の瀬戸内海2場だ。
理由は全く分からないがそういう傾向があるというのはかなり重要なので、覚えておきたいデータである。10万舟の際の1着艇番
10万舟が出現する際の1着の艇番はどうなのだろうか?
まぁ大方の予想通りではあるが。
1号艇 0.6%
2号艇 12.9%
3号艇 10.8%
4号艇 12.0%
5号艇 24.3%
6号艇 39.3%
当たり前だが6号艇が一番多い。
約4割もの10万舟が6号艇1着であるので、10万舟を狙う時(?)は6号艇だけでいいのかもしれない。
あと驚いたのは1号艇1着でも10舟のレースがある事だ。
まぁまず間違いなく1号艇が新人や格下の選手で、尚且つ実績のある選手がイン以外にいるケースで、2・3着も格下選手が絡んだ時だろう。
では、6号艇1着時の2着はどうなのか?
6-1 25.2%
6-2 29.0%
6-3 27.5%
6-4 16.8%
6-5 19.1%
これは少し意外な結果だった。
6号艇が1着なら、より外枠の5号艇の方が10万舟が出やすいのかと思えばそうではないようだ。
5号艇が攻めてのスジ舟券は穴人気するという事だろうか。
内側の残りの方が確率的に高いので、6-1や6-2、6-3を中心に絞ってみるのも良いかもしれない。
10万舟の現状についていろいろ調べてみたが、如何だろう?
そう簡単に取れるものではないが、これらのデータを基に自分なりに狙ってみても面白いだろう。
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