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★競艇基礎知識〜トリビア (グランプリ出場のボーダーライン) 〜競艇検証.comの競艇コラム

  1. グランプリ出場のボーダーラインが1年の目標

  2. 現在の競艇ボートレース界においての最高峰のレースは、間違いなく「グランプリ(賞金王決定戦)」だ。

    このグランプリ(賞金王決定戦)が誕生する前の、4大SG競走などと言われた時代なら、勝率で出場権を獲得できるボートレースダービー(全日本選手権)なんだろうが、それも日々進化している競艇ボートレースでは大昔の話となった。


    …そんな最高峰の戦いに出場するためには、元々は「賞金王」というだけあって、とにかく賞金を稼がなくてはならない

    この賞金争いというものが、競艇界においての一番の注目点だといっても過言ではないだろう。
    どの選手が、年末の大一番決戦に出場することができるのか、ファン歴のまだ浅い筆者でも非常に興味があるところだ。


    実際に選手自身も毎年1月1日に獲得賞金額がリセットされてから、新年早々から新たな戦いがスタートし、グランプリ(賞金王決定戦)を視野に入れられるような「同じ土俵」に上がれるレベルであれば、誰もがこのグランプリに向けて1年間戦いを繰り広げるのだ。

    まぁまず間違いなく、グランプリに出たくないような選手はおらず、出ることを本気で意識しているしていないはあるものの、自分の獲得した賞金額というものは、やはり気になっていることだろう。
    選手にとっても、とても重要な事なのである。

    そんなグランプリは1月1日からSGチャレンジカップの終了をもって出場選手が決まるのだが、このグランプリへの出場基準となるボーダーラインというのはどれくらいなものなのだろうか?
    いくらくらい稼げれば、グランプリに出場することができるのか?

    気になってみたので、過去のグランプリボーダーを調べてみた。



  3. 実際のグランプリ出場のボーダーラインは?

  4. まず初めに書いておきたいのは、グランプリはもうすでに30回以上も行われており、この全てのボーダーを調べて書いても現在の賞金額と全く違うので、2014年以降のボーダーを見ることにした。
    なぜ2014年かと言うと、2014年から 18人出場体制になったからだ。


    現在のグランプリは、2014年から18人出場体制になったのだが、その内の獲得賞金額7位~18位の選手が、まず2日間、ファーストステージを戦う。

    その後、
    その内の得点率上位6人が、獲得賞金額1位~6位までの選手合わせて、12人で 3日間セカンドステージの戦いを行う。

    そして最後のクライマックスは、
    この得点率上位6人で、最終日に優勝戦が行われるという流れになっている。


    獲得賞金6位までに入っていれば、ファーストステージはシード扱いで、戦わずして通過することができるので、そういう意味では、6位と7位の差は、選手達にとってかなり重要になる。
    なのでファーストステージが自動クリアとなる「6位」と、出場制限となる「18位」に焦点をあてて見ることにした。

    まず18位、正真正銘のグランプリボーダーからだ。
    参考までに、19位の賞金も記しておく。
    競艇ボートレースにおけるグランプリ出場ボーダー18位19位
     
    以上が、グランプリ出場のボーダーだ。
    現行制度になった2014年や、2015年あたりは、5000万円程がボーダーだったそうだが、毎年その額は上昇し、今では5700万円あたりにまでに上がっている。
    2014年前までは無かった「18位の争い」というものが選手間でも定着し、1年を通しての戦い方が分かってきたことが、この上昇の要因ではないかと推測できる。

    そう考えれば、やはり選手にとっての本当のボーダーは5700万円あたりにという事になるだろう。
    …2016年や 2017年のように、たった30万の差でグランプリに出場できるかどうかが変わると思うと、常日ごろの一走一走、積み重ねの大事さが見えてくる。



    次にセカンドステージから登場の、6位のボーダーを見ていきたい。
    こちらも、参考程度に7位も書いておく。
    競艇ボートレースにおけるグランプリ出場ボーダー6位7位
     
    以上が、6位のボーダーだ。
    見るとわかるように2017年が例外的に高いが、大体7800万あたりが6位のボーダーだろう。


    ただここには書いていないが、この5年間いずれの年も賞金額の高いSGを複数回優勝する選手が出ており、獲得賞金の偏りがあった。
    それは18位のボーダーにはさほど影響はないだろうが、6位のボーダーには十分関わってくることで、グランプリまでに7つのSGレースがあるので、これを全て違う選手が優勝すれば、自ずとボーダーは上昇するというわけだ。

    なので、この「6位のボーダー」はあくまで参考程度に見ておいた方がいいのかもしれない。



  5. 賞金体系改定の影響?

  6. 前章で紹介したボーダーは2018年までのものであるが、2019年の4月から「競艇ボートレース奨金額の変化」でも書いたように、SG・G1を含めて、全てのレースの賞金額が上昇しており、そこは加味する必要性があるだろう。

    今後、賞金額の上昇の額から言って 18位のボーダーは6000万あたり、6位のボーダーは8200万あたりになるのではないかと予想できる。


    確定的ではないのだが、この額を基準に、早い段階で到達すればするほど、より確実に出場できることになるのではないだろうか。
    選手自身も、そのくらいの数字を目標にしていることだろう。
    まぁあくまで予想だが(笑)


    そんな「グランプリの出場ボーダー」を知っておけば、自分の推し選手が現在、どの位置にいるのかと、なんとなく分かるので、参考基準程度に覚えておくと面白いのではないだろうか。


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2024/10/28

ボートテクニカルという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

なんだか久しぶりに見ると、すっかりリニューアルしていて無料予想の提供内容も変わっていた。

約2年ぶりに検証する、競艇予想サイト「ボートテクニカル」の無料予想(無料情報)は、2024/10/28の平和島10Rで提供された買い目である。

ボートテクニカルという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ボートテクニカルの無料予想(2024/10/28)

平和島10Rのレース結果:2-5-1

ある選手の1コースの1着率が40%と聞けば、逃げるかどうか怪しいなと皆が思うはずである。
インの1着率は平均約53%なので、それを下回っているという事は逃げ切れていないと言わざるを得ない。

だが、もし他のコースの1着率が40%としたらどうだろう?
かなり高く、そのコースが得意だとすぐに分かる。


このレースの2号艇大澤直近6ヶ月2コース1着率が約43%。現在のボートレースではあり得ないくらいに1着率が高い
差しでの1着が多いのだ。

この段階で大澤を軸に考えるのが基本である。
モーターが弱ければ別だが、初日の走りを見る限り出足も伸び足も分が良かった。1マークは差して突き抜けるシーンしか思い浮かばなかった。


1号艇原も出足は良い。
なので先マイすれば2・3着には残していたように思う。

あとは5号艇渡邉か。
大澤や原ほどの足色ではないが、実力的には一枚上のレベルにいる。
捌いてこちらも2・3着には絡んでいただろう。

ボートテクニカルの予想は原の1着固定。
大澤の2コースの成績を考えればあり得なかった。




2024/10/31

新しい競艇のリーダーズという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する競艇予想サイト「新しい競艇のリーダーズ」の無料予想(無料情報)は、2024/10/31の徳山12Rで提供された買い目である。

新しい競艇のリーダーズという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 新しい競艇のリーダーズの無料予想(2024/10/31)

徳山12Rのレース結果:1-4-2


6日間の大一番優勝戦である。

今節の1号艇高野は回り足を中心に、ターン後の押し感もかなり良かった。
3度のイン戦をしっかり逃げ切れているように、しっかりスタート行って先マイしてしまえば負ける要素は少なかったので、ここは高野信頼で大丈夫だ。


2・3着だが、注目すべきは3号艇上平のピット離れだ。
今節の上平はピット離れが良く、枠番よりも内のコースを奪っているシーンが多々見られたので、そう考えればこのレースも枠なり進入ではない可能性が十分ある。
さすがにインまでは厳しいだろうが2号艇益田なら抑えるとみて、132 / 456と想定できる。

益田のスリット近辺の行き足は良く、3コースになって少しでも攻めていく事になれば、4号艇作間にも展開は向くだろう。
この差しは警戒しておかなければいけない。

もちろん2コースを取れば上平の残しも十分だ。
出足が良いので2コース向きでもある。


逆に5号艇前田6号艇伊藤は、展開的にも足的にも絡む確率は低かったように思う。

競艇のリーダーズの予想は内枠絡めたものであるが、作間の2着付けが全くない
展開的には十分あったので抑えておかなければいけなかったのに、だ。

ピット離れ」はコースを決める上で重要な要素である。
その辺りも考慮して予想をしなければいけないという事だろう。