★競艇基礎知識〜トリビア (デキの悪い選手は「魔の8項」により退場) 〜競艇検証.comの競艇コラム
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デキの悪い選手は「魔の8項」により退場
競艇選手はプロ
競艇選手はボートレーサー育成の「やまと養成所」を卒業した時点から、プロ野球選手やプロサッカー選手と同じようにプロの選手である。
そんな事は当たり前の事なので言うまでもないが、プロであるという事は、成績が残せなかったりすると自由契約になったり、引退しなければならない。
これは競艇選手にとっても一緒である。飽和状態になる前に捌くのが「魔の8項」
確かに毎年5月と11月には、養成所を卒業したばかりの新人がデビューするわけなので、古くからいる選手が全く引退しなければ飽和状態になってしまうだろう。
もちろん、年齢や自己都合で自主的に引退する選手もいるのだが、それを待っていては追いつかないというのが現実だ。
そこで登場するのが、通称「魔の8項」である。
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競艇ボートレースの「魔の8項」とは?
選手出場あっせん保留基準第8号(魔の8項)の規定とは?
正式には「選手出場あっせん保留基準第8号」という。
そのルールだが、
級別算定期間(4期)において勝率3.00未満の場合と、事故率1.00以上の場合に成績確定直近の6ヶ月間あっせんが保留(=レースに出場できない)されるのだ。
また4期通算出走回数が、私傷病または自己都合により60回未満の場合も適用される。
…先日競艇コラムで書いた「上瀧和則モーターボート選手会会長」だけは特別待遇だw
要するに成績の悪い選手や、フライングも含む危ない運転をする選手は引退させようというルールである。「勝率が3.00未満」がどのようなものか
まぁ「勝率が3.00未満」とあるが、これは正直かなり低めの設定と言える。
一般戦の競走得点で4着が4点、5着が2点なので、平均して4.5着と考えればかなりそのハードルは低いと思う。
どんなへたくそな選手でも良いモーターを引くことがあるし、ある程度のモーターを引けば、5、6着しか撮れないなんてことは無いだろう。
1着(10点)や2着(8点)を取れば、それだけで勝率だってグンと上がるはずだ。
そう考えると、低い事がよく分かる。「事故点1.00」がどのようなものか
「事故点1.00」もかなり低い。
転覆しても5点なので、5回まともに走れば1.00未満になるので、このハードルもかなり低い設定だ。
そう考えると、この項目に引っかかって引退勧告を受ける競艇選手はよほどの低次元レベルだという事がわかる。
それでも1年に数人は出ているようだ。(あまりにも無名選手なので気づかれないことが多い)例外ルール
ただし一つだけ例外があって、選手登録されてから6期目までの新人にはこの項目から除外される。
確かに新人の頃はレースにも慣れていないし、コースも暗黙の了解でアウトコースからしか進入できないので、最初から成績など残せるはずもないだろう。
そういう意味では、これも当然といえば当然か。
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女子レーサーは結婚、産休→そのまま引退が多い
結婚、産休→そのまま引退
競艇女子の選手は、結婚すると「引退」する人が多い。
中にはボートレースのホームページに長い間名前が残っている選手もいるので「完全引退」ではなさそうな元選手もいる。
先日「競艇選手の結婚事情」という競艇コラムでも書いたが、「競艇女子」でも勿論書いている「福岡泉水」なんて正にソレ。
彼女はまだ22歳だし、妊娠して産休というわけでもないので、もしかすると復帰する可能性もゼロではないと思う。
(まぁ彼女も父親に子供の頃から洗脳されてレーサーになったパターンだから、戻らない可能性の方が高いか?)「魔の8項」で引退した芦村幸香
前項目で「魔の8項」のハードルが低いと散々書いてきたが、2019年12月にこの「魔の8項」によって引退する選手がいた。
「競艇女子」でも書いてる「芦村幸香」である。
元「しまむら」とかのモデルの経歴を持ち、テレビ「恋のから騒ぎ」にも出演した事のある異色の経歴の持ち主であった美人レーサーだ。
そんな芦村幸香は徳島の「齊藤優」と結婚し、2016年から2年間の産休に入っていた。
その産休があけたのが2018年1月なのだが、それ以降の4期の通算勝率が3.00に達していなかったようだ。
復帰3期目の2019年後期には45走と少ないながら、4.49の勝率を残していただけに、残念というほかない。
ほんとに残念な引退ではあるが、一度産休入って「このまま引退だろ」と思っていたのでそこまでの感慨は無いか。
まぁ芦村幸香的には無念なのかもしれないが、夫がA級の選手なので、稼ぐのは夫に任せて、育児に専念できるというのもいいのかもな。
今後、「魔の8項」に触れる選手がたくさん出ない事を祈っています(笑)
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